飛鳥山公園 (江別市)

飛鳥山公園（あすかやまこうえん）

飛鳥山公園は、北海道江別市緑町西2丁目11に位置する公園です。飛烏山公園とも表記されます。

園内にある丘「飛鳥山（飛烏山）」は、標高17.5メートル。日本で15番目、北海道では4番目に低い山として知られています。野幌丘陵を除くと平坦な地形が広がる江別市において、数少ない「山」と呼ばれて親しまれており、市民の憩いの場として活用されています。

歴史

1889年（明治22年）：丘の上に飛鳥山神社が創建。
1893年（明治26年）：飛鳥山神社が萩ヶ丘に移転し、江別神社となる。
1915年（大正4年）3月：光雲寺住職の北川実現、江別兵村の矢沢染三、藤倉祝八の3名が、名越源五郎村長宛に「飛鳥山公園起業方法書」を提出。この計画には、三十三観音像の建立、遊歩道や休憩所の設置、サクラの植樹などが盛り込まれていました。また、5年以内に競馬場を設けたいという構想もありました。
1916年（大正5年）：園内に競馬場が建設。
1928年（昭和3年）：公認の地方競馬場となり賑わいを見せる。
1938年（昭和13年）：競馬場が元江別に移転後、戦争の影響により競馬は中止となる。
1945年（昭和20年）5月：元江別連合警防部長の石井巌が江別町長に願書を提出し、飛鳥山に防空壕を構築することを訴え、実際に防空壕が建設。この際、三十三観音像は光雲寺の境内に移されました。

ギャラリー

脚注

参考文献

藤倉徹夫『えべつ百話 下 あなたの故郷 心の風景』ユベオツ書房〈ユベオツ選書〉、2007年9月22日。
* 青木由直『江別・北広島秘境100選』共同文化社〈都市秘境シリーズ〉、2008年12月1日。ISBN 978-4-87739-151-5。

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