飛鳥昭雄

飛鳥昭雄について

飛鳥昭雄（あすか あきお）は、本名を佐藤 昭信と言い、日本の作家、漫画家、ライター及び超常現象の研究者です。彼は1950年4月16日に大阪府藤井寺市で生まれました。教育歴としては大阪府立河南高等学校を卒業し、その後文具会社でキャラクターデザイナーやアニメ制作会社でアニメーターとして働く中で、クリエイティブなスキルを磨きました。

経歴の始まり

1982年、飛鳥は自らのマンガ「おれはMr.フリスビー」が第4回藤子不二雄賞の佳作に選ばれ、これが彼の漫画家デビューのきっかけとなりました。この作品は『別冊コロコロコミック』に掲載され、その翌年には続編となる作品が同誌で発表されました。若い頃から彼には特異な能力があったと語られ、特に地震予知に関しては高校生時代に一度は成功させたと主張しています。ただし、そうした能力はすぐに消えてしまったとのことです。

超常現象との関わり

飛鳥は多くの超常現象に興味を持ち、幽霊を目撃した経験などを持っています。特に、掘りごたつで寝ていた際に女の幽霊にのしかかられるという体験を語っています。また、彼の活動にはテレビ局での夏のスペシャル企画、さらにはオカルトや心霊現象に関する作品が含まれています。

1980年代半ばからは『月刊コロコロコミック』やオカルト雑誌『ムー』などで、「ザ・超能力」という連載を始め、超能力のトリックを解明することに尽力しました。その中で飛鳥は常に「この漫画は超能力や超常現象を否定するものではない」という注釈を入れ、読者への配慮を示しました。しかし、次第に彼の見方は変わり、超常現象を肯定するような内容に転向していきます。

法的闘争と新たな展開

1998年には、『飛鳥昭雄の大真実!?』という書籍が出版され、それに対して名誉毀損訴訟を起こしました。しかし裁判の結果は全面敗訴となりました。この件は著名な作家からも批判を受け、彼の活動に対する評価は分かれています。

その後、2001年には千秋寺亰介という名義で伝奇小説シリーズ『怨霊記』を発表し、2006年には自身が飛鳥昭雄であることを明らかにしました。2013年からはワンダー・チャンネルの所属タレントとしても活動を開始しました。現在、彼は多くのメディアでオカルトに関する番組に出演し、オカルト三銃士として知られる存在となっています。

飛鳥の視点

飛鳥は自らを“サイエンスエンターテイナー”と名乗り、超常現象研究やUFO、超古代史などをテーマにした著作を執筆しています。また、「ロマン・サイエンス」という考え方を大伴昌司から受け継ぎ、独自の研究スタンスを貫いています。その一方で、彼の主張には物議を醸す部分も多く、特にUFOや反地球第12番惑星ヤハウェに関する考え方はしばしば批判の対象になっています。

彼は自身の作品や主張を「エンターテインメント」であるとし、その内容が必ずしも科学的根拠に基づいているわけではないことを明言していることから、読者に対して誤解のないよう心がけています。

結論

飛鳥昭雄は日本における超常現象やオカルトの研究を通じて、独自の立ち位置を築いてきた作家であり、彼の活動は今も多くの関心を集めています。命名が示す通り、彼の仕事はエンターテインメントの側面も強く、彼自身の言葉を信じるかどうかは読者次第です。

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