飯村喜則

飯村 喜則（いいむら よしのり）氏は、1981年8月4日に北海道帯広市で誕生した、日本を代表する元プロアイスホッケー選手です。主にフォワードとして氷上を駆け巡り、国内トップリーグや国際舞台でそのスキルを発揮しました。血液型はA型です。

幼少期から学生時代

氷都として知られる帯広市で育った飯村氏は、早くからアイスホッケーに親しみました。地元の帯広市立西小学校、帯広市立帯広第二中学校で基礎を学び、高校はアイスホッケー強豪校として全国に名を馳せる白樺学園高等学校に進学しました。高校卒業後、彼は明治大学へ進み、大学リーグでも中心選手の一人として活躍。学生ホッケー界で確固たる地位を築きました。

プロキャリアの始まり

大学を卒業した飯村氏は、2004年にプロアイスホッケー選手としてのキャリアをスタートさせました。最初の所属チームは、当時アジアリーグに参戦していたHC日光アイスバックスでした。ここで彼はプロの舞台での経験を積み、チームの攻撃を牽引するフォワードとして頭角を現しました。

日本製紙クレインズでの活躍

2006年、飯村氏は同じくアジアリーグに所属する日本製紙クレインズへと移籍しました。クレインズはアジアリーグにおける強豪チームの一つであり、飯村氏はここでも主要な選手として活躍しました。約7シーズンにわたり釧路を拠点とするこのチームでプレーし、フォワード陣の一角としてチームの勝利に貢献。多くの試合で印象的なプレーを見せました。

古巣への復帰と現役引退

日本製紙クレインズでの長きにわたる在籍を経て、飯村氏は2012-2013シーズン限りでチームを離れることになりました。そして、2013-2014シーズンからは、キャリアの出発点であるHC日光アイスバックスに復帰しました。ファンにとっては再び馴染み深いユニフォーム姿を見せることとなり、チームへの貢献を続けました。

日本代表としての活動

国内リーグでの活動に加え、飯村氏は日本代表としても数多くの国際大会に出場しました。学生時代にはユニバーシアード、また長野カップといった大会で日本のナショナルチームメンバーとしてプレーした経験があります。さらに、アイスホッケー世界選手権にも日本代表として出場し、世界の舞台で各国の強豪チームを相手に戦いました。これらの代表経験は、彼の選手としての成長に大きく寄与したと言えるでしょう。

キャリアの終焉

飯村喜則氏は、2015年シーズンを最後に、惜しまれつつも現役生活に区切りをつけました。プロ選手として10年以上にわたり、HC日光アイスバックスと日本製紙クレインズという国内トップチームでプレーし、日本代表としても国際試合に出場。フォワードとしてチームの攻撃を支え続けました。北海道帯広市で生まれ育ち、日本のアイスホッケー界に確かな足跡を残した選手です。

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