飯田哲矢

飯田哲矢の選手プロフィール

飯田哲矢（いいだ てつや、1991年3月28日生まれ）は、神奈川県藤沢市出身の元プロ野球選手（ポジションは投手）です。彼は左投げ、左打ちの投手であり、優れた技術と潜在能力を持っていました。

経歴

プロ入り前

飯田は中学校時代に軟式野球部でプレーし、一塁手と投手の両方を担当していました。その後、藤沢翔陵高等学校に進学し、そこで投手へと転向しました。在学中には、2年次からエースとなり、その実力の高さからアメリカのメジャースカウトが視察に訪れることもありましたが、甲子園には出場しませんでした。

高校卒業後、亜細亜大学に進学し、入学早々からリーグ戦に中継ぎとして出場。チームには将来的にプロ入りする東浜巨や九里亜蓮といった才能ある投手がいたため、登板機会は限られていましたが、リーグ通算で15試合に登板し、2勝1敗、防御率は2.41という成績を残しました。

その後、JR東日本に入社し、現役時代には都市対抗野球での好投などにより注目を集めました。球速が140km/hから145km/hに上がり、変化球の精度も高まったことで、さらにスカウトからの関心を引く存在となりました。また、社業の一環として営業部に所属しつつ、駅員や運転席への同乗など様々な業務に携わっていました。

2014年10月、彼は広島東洋カープからドラフトで指名され、2014年11月に契約を結びました。

プロ入り後

プロ入り後の2015年には、5月23日の東京ヤクルトスワローズ戦で一軍デビューを果たし、1回1安打無失点の好投を見せました。この年は16試合に登板し、防御率2.65という数字を記録しました。

2017年には、開幕一軍を勝ち取り、阪神タイガースとの開幕戦で3番手としてマウンドに上がりましたが、以降はサイドスローへの転向を模索するなど、試行錯誤を重ねていました。

2019年には、一般女性との結婚を発表し、その年のシーズンオフには戦力外通告を受けて現役を引退しましたが、その後も球団に残り、スコアラーとして新たな役割を担っています。

プレースタイル

飯田哲矢は、145km/hの直球を武器に、落差のあるカーブやカットボール、チェンジアップなど多彩な変化球を駆使して投球を行います。

記録

彼のプロキャリアにおける重要な記録は次の通りです：

• - 初登板：2015年5月23日、対東京ヤクルトスワローズの試合で7回に登板し、1回無失点。
• - 初奪三振：2015年6月24日、対阪神タイガース戦で福留孝介から空振り三振を奪取。
• - 初ホールド：2017年4月5日、対中日ドラゴンズ戦で1/3回を無失点で抑えました。

背番号は39を長らく背負っていました。

飯田選手は、現役復帰を期待させるような選手ではなくなりましたが、選手時代の経験を新たな職場で活かし続けています。

もう一度検索