飯田達郎

飯田達郎：劇団四季の看板俳優とその軌跡

飯田達郎（いいだ たつろう）は、1987年5月14日生まれの日本の俳優です。福井県出身で、現在、劇団四季に所属し、数々の舞台で観客を魅了しています。

中学生時代から培われた才能

中学生時代、飯田は兄と共にアカペラグループ「ブラスターズ」を結成。ハモネプリーグにも出場し、卓越したボイスパーカッションで注目を集めました。当時高校生だった兄、飯田洋輔との音楽活動は、飯田の芸能活動の原点となっています。その後も、アマチュアアカペラバンド「Free Melody」に所属し、各地で音楽活動を続けました。 高校卒業後は福井放送でADとしてアルバイトを経験するなど、俳優としての道を歩む前に、地道な努力を重ねていました。

劇団四季への道

ミュージカル『ライオンキング』を観劇したことがきっかけで、飯田は劇団四季を目指すようになりました。2008年、厳しいオーディションを突破し、劇団四季に入団。同年10月、ミュージカル『ジーザス・クライスト＝スーパースター ジャポネスクヴァージョン』で初舞台を踏み、俳優として本格的な活動をスタートさせました。

兄弟共演と数々の舞台

劇団四季では、兄との共演も実現。ミュージカル『ジーザス・クライスト＝スーパースター ジャポネスクヴァージョン』、『キャッツ』、『劇団四季ソング&ダンス60 感謝の花束』など、数々の舞台で息の合った兄弟共演を披露しました。これにより、独特の個性と魅力を備えた兄弟俳優として注目を集めています。

多彩な役柄と活躍

飯田はこれまでに、『ジーザス・クライスト＝スーパースター』シリーズで司祭やペテロ役、『オペラ座の怪人』でラウル役、『サウンド・オブ・ミュージック』でロルフ役など、幅広い役柄を演じ、高い演技力と歌唱力を披露しています。2016年には、『ノートルダムの鐘』で主人公カジモド役に抜擢され、見事な演技で高い評価を得ました。さらに、『キャッツ』ではスキンブルシャンクスやラム・タム・タガー役などを演じるなど、様々なキャラクターを演じ分けています。その演技力は、ミュージカル界において高い評価を得ています。また、『リトルマーメイド』のエリック役など、人気作品にも多数出演しています。

舞台以外での活動

舞台活動以外にも、飯田は様々な活動を行っています。趣味である手品やバス釣りを楽しむ一方で、熱心な阪神タイガースファンとしても知られています。2016年には、阪神甲子園球場にラム・タム・タガーの衣装で登場し、話題を呼びました。2019年には、プロ野球公式戦の開幕セレモニーで国歌独唱を務めるなど、舞台以外の場でも活躍の場を広げています。

まとめ

飯田達郎は、中学生時代からの音楽活動、劇団四季入団、数々の舞台での活躍、そして多彩な才能と熱意によって、日本のミュージカル界を代表する俳優へと成長を遂げました。その高い演技力と歌唱力、そして、兄との特別な関係性も魅力のひとつです。今後の活躍にも期待が高まります。

もう一度検索