飾東バスストップ

飾東バスストップ

飾東バスストップ（しきとうバスストップ）は、兵庫県姫路市飾東町山崎に設けられた、山陽自動車道のバス停留所です。高速道路上に位置し、かつては地域と主要都市を結ぶ高速バスの一部が利用していました。

このバスストップの利用状況は、時間の経過とともに大きく変化してきました。かつては、三ノ宮と岡山の両都市を結ぶ高速バス路線のうち、各停留所に停車する便が停車していました。しかし、2005年8月25日に実施されたダイヤ改正以降、停車する便は大幅に削減され、一日にわずか一往復のみが停車する状態となりました。

その後、新型コロナウイルスの感染拡大などの影響もあり、この一往復の便も運休する事態となります。2020年9月1日からは停車便が一時的にゼロとなりました。そして、2021年4月1日には、停車していた三ノ宮 - 岡山間の路線のダイヤ改正が行われ、各バス停留所に停車する「各停便」という種別の設定自体が廃止されました。これにより、飾東バスストップに停車する定期的な高速バス路線は完全に消滅し、現在に至ります。

現在、飾東バスストップには定期的に停車する高速バス路線は存在しません。山陽自動車道上を走行する高速バスの中には、例えば大阪国際空港（伊丹空港）と姫路駅を結ぶ路線のように、途中の八多、淡河、志染、久留美といったバス停留所には停車するものの、飾東バスストップは通過するという運用になっています。また、日中時間帯を中心に、山陽自動車道を通行する多くの高速バスがこのバスストップを通過しており、停車する便は一本もありません。このため、バスストップとしての機能は事実上休止状態となっています。

飾東バスストップへのアクセス手段としては、一般路線バスを利用する方法があります。国道372号沿いに位置する神姫バスの「飾東山崎」バス停留所が最寄りとなります。このバス停には、神姫バスの71系統や73系統が運行されており、これらの路線を利用してアクセスすることが可能です。ただし、高速道路上のバスストップと一般道沿いのバス停間には距離があり、徒歩移動が必要です。

山陽自動車道における飾東バスストップの位置関係を見ると、上り方面（三ノ宮・大阪方面）には権現湖パーキングエリアおよびバスストップ、そして加古川北インターチェンジが続きます。一方、下り方面（岡山・広島方面）には山陽姫路東インターチェンジ、そして白鳥パーキングエリアおよびバスストップが続きます。インターチェンジ間のほぼ中間地点に位置していますが、現状では乗降施設としての役割は果たしていません。

このように、飾東バスストップは過去には高速バスの停車地として機能していましたが、ダイヤ改正や路線の見直しを経て、現在は停車する路線が全くない状況となっています。これは、高速バスネットワークの変化や利用状況の変遷を示す一例と言えるでしょう。

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外部リンク:

姫路市
西日本高速道路株式会社

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