香山二三郎

香山二三郎（かやま ふみろう、1955年 - ）は、日本の文筆家であり、コラムニスト、ミステリ評論家、書評家として多岐にわたる分野で活躍しています。栃木県に生まれ、早稲田大学法学部を卒業。在学中はワセダミステリクラブに所属し、ミステリーへの造詣を深めました。

コラムニストとしては、書評を中心に執筆活動を展開。鋭い視点と深い知識に裏打ちされた書評は、多くの読者から支持を得ています。また、スカイパーフェクTV!「ミステリチャンネル」のブックナビ「これがイチオシ」ではキャスターを務め、ミステリー作品の魅力を伝えました。

香山氏は、共同事務所「オフィス・レム」に、作家の連城三紀彦、評論家の関口苑生、翻訳家の北澤和彦、写真家の上原ゼンジらと共に所属していました。多様なジャンルの才能が集まる環境で、互いに刺激し合いながら創作活動に励んでいたことがうかがえます。

著書としては、以下の作品があります。

一瞬の人生 : 「仕掛けと謎」の楽しみ 短篇ミステリー・コレクション （関口苑生, 香山二三郎 編、講談社、1991年）
名探偵より愛をこめて : 推理する頭脳 短篇ミステリー・コレクション2 （関口苑生, 香山二三郎 編、講談社、1991年）
日本ミステリー最前線 : 1995年版 （双葉社、1994年、のち『日本ミステリー最前線 1』として双葉文庫）
日本ミステリー最前線 2 （双葉社、2000年、双葉文庫）

これらの著作からも、香山氏のミステリーに対する深い愛情と造詣が伝わってきます。特に『日本ミステリー最前線』シリーズは、当時のミステリー界の動向を知る上で貴重な資料となっています。

また、『このミステリーがすごい!』大賞選考委員も務めており、新たな才能の発掘にも貢献しています。ミステリー界の発展に寄与するその活動は、高く評価されています。

香山二三郎氏は、コラムニスト、ミステリ評論家、書評家として、日本のミステリー界に多大な貢献をしている人物です。その知的な文章と活動は、多くの読者やミステリーファンに影響を与え続けています。


外部リンク:
香山二三郎 (@kayamayama) - X（旧Twitter）

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