香川大学創造工学部

香川大学創造工学部について

香川大学創造工学部は、従来の工学部の枠を超え、より創造的な視点から工学分野の課題に取り組むことを目指して2018年に設立されました。学部には創造工学科のみが設置されており、その中に7つの専門コースが設けられています。学生は、それぞれの興味や専門分野に合わせて、コースを選択し、専門知識と実践力を養うことができます。

創造工学科のコース

創造工学科には、以下の7つのコースがあります。

1. 造形・メディアデザインコース：
- エンジニアリングデザインスタジオ、プロダクトデザインスタジオ、メディアデザインスタジオ、ソリューションデザインスタジオといった、デザインに関する様々なスタジオが設置されています。
2. 建築・都市環境コース：
- 建築や都市計画に関する専門知識を学ぶことができます。
3. 防災・危機管理コース：
- 自然災害や事故などに対する防災・危機管理の専門知識を学ぶことができます。
4. 情報システム・セキュリティコース：
- 情報システムの構築やセキュリティに関する専門知識を学ぶことができます。
5. 人工知能・通信ネットワークコース：
- 人工知能や通信ネットワークに関する専門知識を学ぶことができます。
6. 機械システムコース：
- 機械工学に関する専門知識を学ぶことができます。
7. 材料物質科学コース：
- 材料科学に関する専門知識を学ぶことができ、機械材料科学分野、光・電子材料科学分野、環境材料化学分野が含まれます。

沿革

香川大学の工学分野は、1949年の大学開学当初から経済学部や農学部の一部として存在していました。

1949年：香川大学が開学。経済学部が設置されました。
1955年：農学部が設置され、農学科、園芸学科、農芸化学科が開設されました。
1961年：農学部に農業工学科が設置されました。
1968年：大学院農学研究科（修士課程）が設置されました。
1971年：経済学部に管理科学科が設置されました。
1979年：大学院経済学研究科（修士課程）が設置されました。
1986年：農学部の学科が改組されました。
1995年：経済学部の管理科学科が情報管理学科に改組されました。
1997年：工学部が新設され、情報管理学科の教授陣も工学部に移籍しました。安全システム建設工学科、信頼性情報システム工学科、知能機械システム工学科、材料創造工学科が設置されました。
1998年：農学部の農業工学科が工学部安全システム建設工学科に移管されました。
2002年：工学部校舎が竣工し、大学院工学研究科が開設されました。
2018年：工学部が改組され、創造工学部が創設されました。
2022年：創造工学科先端マテリアル科学コースが材料物質科学コースに名称変更されました。
2023年：創造工学科情報通信コースが人工知能・通信ネットワークコースへ改称。大学院創発科学研究科が発足し、工学研究科の各専攻が工学系領域として移行されました。

大学院について

創造工学部の大学院は、2023年に新設された大学院創発科学研究科創発科学専攻工学系領域に移行しました。工学系領域は、エクスペリエンスデザイン＆アート、数理データサイエンス、建築・都市環境、防災・危機管理、情報システム・セキュリティ、人工知能・通信ネットワーク、機械システム、材料物質科学といった分野をカバーしています。これにより、学部で培った知識をさらに深め、高度な専門性を身につけることができます。

外部リンク

工学部サイトのURL'>創造工学部サイト
創発科学研究科サイト

もう一度検索