香川県立三木高等学校

香川県立三木高等学校

概要

香川県立三木高等学校（かがわけんりつ みきこうとうがっこう）は、香川県木田郡三木町に位置する県立の高等学校で、通称「三木高」と呼ばれています。この学校は1996年に設立され、香川県内で最も新しい公立高校です。校舎は三木町の中心部にあり、周囲には自然の景観が広がっています。東側には讃岐七富士の一つである白山があり、西側には新川が流れています。

この学校は全日制課程と定時制課程を持ち、全日制は文理科と総合学科の2つの学科で構成されています。定時制課程には単位制の普通科が存在し、独自の教育体制を整えています。全日制は香川県で初めてとなる総合学科を導入した高校で、設立当初から単位制や2学期制が採用されています。定時制のカリキュラムも充実しており、2010年からは秋季募集（10月入学）が開始されました。

設置学科

全日制課程は、以下の学科に分かれています。

• - 文理科（文系コース、理系コース）
• - 総合学科（国際系列、流通系列、福祉系列）

一方、定時制課程には単位制の普通科が設置されています。このような多様な教育の選択肢を提供している点が特色です。

校歌と校訓

本校の校歌は、溝渕利博が作詞し、松繁哲朗が作曲しました。また、校訓として「自主 自律 友愛」が掲げられており、この理念を体現するイメージキャラクターも存在します。キャラクターの名前は、それぞれの価値観を象徴する「しゅうくん」、「りっちゃん」、そして「ゆうくん」と名付けられています。

校章とスクールカラー

校章には、三木町を象徴するメタセコイアの木が3本並んで描かれており、実際に校舎正門の近くにも3本のメタセコイアがあります。これらの木のうち1本は、旧香川県立高松東高等学校白山分校から移植されたものです。本校のスクールカラーは、メタセコイアからインスパイアされた緑色です。

沿革

香川県立三木高等学校は1996年に開校しました。その後、2000年には文部省から読書活動優秀実践校として表彰を受け、2010年からは定時制課程の秋季募集が始まりました。これまでに多くの卒業生を輩出し、2012年には卒業生数が2000名を超えました。

学校行事

四季折々の行事が行われており、離任式や入学式、新任式は4月上旬に実施されます。

• - 修学旅行：2年生を対象に、主に北海道に行くことが多い。
• - 体育祭：5月中旬に行われる伝統的な行事。
• - 文化祭：9月上旬に一般公開の2日間にわたり行われます。
• - 卒業式：3月上旬に行い、卒業生を送ります。
• - 春祭：3月下旬に三木町文化交流プラザで盛大に開催されます。

これらの行事は、学生たちが参加して交流や友誼を深める場となっています。

生徒会と部活動

生徒会は全日制課程の生徒全員で構成されており、他にもお笑いやボランティア、応援などの同好会が活動しています。定時制課程では部活動は存在しませんが、体育教育を通じて運動に取り組む機会も設けられています。

同窓会

同窓会は1999年に設立され、名付けられた「杉緑会」は、三木町のメタセコイアの和名に由来し、学校のスクールカラーとも関連しています。

交通アクセス

三木高等学校へのアクセスは、高松琴平電気鉄道長尾線の学園通り駅や三木町コミュニティバスの「三木高前」停留所が便利です。これにより、地元の学生だけでなく、他の地域からも通学がしやすい環境が整っています。


このように、香川県立三木高等学校は多様な教育プログラムと充実した学校生活を提供する、高い教育水準を誇る学校です。

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