香川県立高松北中学校・高等学校

香川県立高松北中学校・高等学校について

香川県立高松北中学校・高等学校は、高松市牟礼町に位置する公立の中学・高校です。併設型の中高一貫教育を行っており、地域の学生に多様な学びを提供しています。通称は「北高」として知られており、中学校部門は「高松北中」と呼ばれることもありますが、これは市内に同名の学校が存在するため混同を避けるために使われています。

学校の概要

学校は高松市の北東部、五剣山と源氏ヶ峰の南側に位置し、1983年に高松北高校として設立されました。設立当初は高松市内にあったわけではありませんが、2006年に旧牟礼町が高松市に合併され、現在は高松市の一部として運営されています。その後、2001年には香川県初の県立中学校として高松北中学校が併設され、中高一貫教育への移行がなされました。この学校の生徒は、一般的に「北高生」と呼ばれています。北高生たちの信条は「人に迷惑をかけない」「人を侮辱しない」「困難から逃げない」の3つであり、周囲に配慮した行動を重視しています。

沿革

学校の歴史は1983年に始まります。まず香川県立高松北高等学校が設置され、続いて2001年には高松北中学校が併設されました。2012年には創立30周年を迎え、多くの卒業生を輩出してきました。学校のカリキュラムは、1年目から選抜クラスが分かれており、他のコースについては1年目は共通科目を学び、2年目以降は希望に応じてコースを選択する仕組みです。

設置されているコース

• - 飛翔コース: 理系・選抜クラス
• - グローバルコース: 文系・選抜クラス
• - サイエンスコース: 理系コース
• - カルチャーコース: 文系コース
• - スポーツコース: 体育コース

年間行事

毎年秋に行われる「北稜祭」という名の学園祭では、中高合同で様々な文化行事が行われています。バザーやバンド演奏、漫才、DJブースなどが設けられ、特に応援部による一発ギャグ大会は多くの人に親しまれています。3年生はクラスごとに飲食のバザーを担当し、その収益は学校に貢献します。過去には生徒と教師が討論するパネルディスカッションもありましたが、2008年度からは行われなくなっています。

部活動の状況

部活動には中学校と高等学校の両部門があります。運動部や文化部が活発に活動しており、高校のラグビー部は全国大会に15回も出場した実績があります。また、サッカー部は全国選手権へ4回、バレーボール部は女子が全国選抜大会に出場するなど、様々な競技で活躍しています。

アクセス

学校へは高松琴平電気鉄道の六万寺駅や八栗新道駅、JR四国の八栗口駅や讃岐牟礼駅からアクセス可能です。地元の交通機関を利用して多くの生徒が通っています。

出身者

多くの有名な卒業生がいます。俳優の太田浩介や、バレーボール選手の横手直子や遠藤りつこ、さらにサッカー選手の野口遼太、プロ野球選手の塹江敦哉など、様々な分野で活躍する人材を輩出しています。

このように香川県立高松北中学校・高等学校は、地域に根ざしながら多様な教育を提供し、学生たちの成長を促しています。

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