香川県農業協同組合

JA香川県について

香川県農業協同組合（JA香川県）は、香川県高松市に本部を構える農業協同組合です。統一金融機関コードは8332。

沿革

2000年4月1日、県内45農協のうち43農協が合併してJA香川県が誕生しました。これは奈良県に次ぐ、全県単一農協を目指したものでした。合併に参加しなかったのは、香川豊南農業協同組合と高松市農業協同組合の2つです。

同時期に、香川県共済農業協同組合連合会（香川共済連）はJA共済連と合併し、全国47都道府県の共済連が一斉に合併しました。

その後、沖縄県農業協同組合、島根県農業協同組合、山口県農業協同組合も全県単一農協となっています。香川県と同様に一部農協が参加しなかった例としては、佐賀県農業協同組合、大分県農業協同組合などが挙げられます。

2001年10月には、香川県経済農業協同組合連合会（香川経済連）などの事業を包括承継しました。当初合併しなかったJA高松市も、2003年に合併しています。最後まで合併しなかったJA香川豊南は、レタスなどの園芸農業が盛んで高い収益力を持っていましたが、2013年4月1日に合併しました。

これにより、奈良県、沖縄県に続き、全国で3番目の県単一農協が誕生しました。

現在のJA香川県

JA香川信連は別途存続していますが、ATMでの通帳・カードの相互利用が可能です。

JA香川県は、善通寺市、三豊市、綾川町、土庄町、小豆島町の指定金融機関となっています。

全県単一農協化への動き

香川県における全県単一農協の設立は、県内の農業協同組合の連携を強化し、経営効率化や地域農業の振興を図ることを目的としていました。合併により、JA香川県は広範な地域をカバーし、多様な事業を展開することで、組合員へのサービス向上を目指しています。

しかし、全県単一農協化には、各農協の事情や思惑が絡み合い、調整が難航する側面もありました。JA香川豊南のように、独自の経営戦略や地域特性を持つ農協は、合併に慎重な姿勢を示すこともありました。最終的には、JA香川豊南も合併に合意し、JA香川県が県下ほぼ全域をカバーする大規模農協として確立されました。

JA香川県の設立は、県内の農業界にとって大きな転換点となり、その後の農業政策や地域経済に大きな影響を与えています。

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