統一金融機関コード

統一金融機関コードについて

統一金融機関コード（とういつきんゆうきかんコード）は、日本における金融機関に対して付与される4桁のコードです。このコードは、全国[[銀行協会]]内に設置された金融機関共同コード管理委員会によって制定され、公共の利益に資するための一環として機能しています。金融機関コードや銀行コード、全銀協コードなどとも呼ばれ、このコードは、主に全国[[銀行データ通信システム]]をはじめ、顧客の依頼による振込や口座振替のデータ作成に使用されます。実際のところ、このコードの普及により、さまざまな金融サービスの効率性と信頼性が高まっているのです。

対象となる金融機関

統一金融機関コードが付与される対象は多岐にわたり、原則として以下のような業態に分類されます。これは新たに設立される金融機関用に番号帯が空けられていることも考慮に入れています。

- 日本[[銀行]]（0000）
- 都市銀行（0001 - 0032）
- 新形態の銀行（0033 - 0049）
- 銀行協会（0051 - 0089、9980）
- 接続ネットワーク関連（0090、0100、9999）
- 承継銀行（0097 - 0098、法人格を継承した銀行）
- 地方[[銀行]]（0116 - 0199）
- 信託[[銀行]]（0287 - 0395）
- 長期信用銀行（0396 - 0399、かつての）
- SBJ[[銀行]]（0472、外国[[銀行]]の日本現地法人）
- 第二地方[[銀行]]（0501 - 0599）
- 信金中央金庫（1000）
- 信用金庫（1001 - 1999）
- 商工組合中央金庫（2004）
- 信用組合（2011 - 2949）
- 整理回収機構（2213）
- 労働金庫（2950 - 2999）
- 農林中央金庫（3000）
- 信用農業協同組合連合会（3001 - 3049）
- 漁業関連の信用組合（3050 - 9496）
- 全国共済[[農業協同組合連合会]]（9497）
- 短資会社（9500 - 9509）
- 証券金融会社（9510 - 9519）
- 銀行系クレジットカード会社（9610 - 9689、0700 - 0799）
- 住宅金融専門会社（9690 - 9700）
- 生命保険会社（9820 - 9849）
- 損害保険会社（9850 - 9899）
- ゆうちょ[[銀行]]（9900）
- 政府関係金融機関（9930 - 9949）

また、証券会社や外国[[銀行]]などは希望によりコードを取得することもできます。具体的には、証券会社は9520 - 9609、0640 - 0699、0800 - 0999を、外国[[銀行]]は0401 - 0471、0473 - 0499、0600 - 0639の番号帯を用います。

統一金融機関コードの利点

この統一金融機関コードにはいくつかの利点が挙げられます。最も明白な点は、金融機関間の情報交換の円滑化です。振込や口座振替といった取引がスムーズに処理されることにより、消費者や企業の便宜が図られ、金融取引が効率的に行われるサポートをします。また、コードが統一されていることで、金融機関自体の透明性が向上し、顧客が各金融機関を比較しやすくなります。

このように、統一金融機関コードは日本の金融システムにおいて重要な役割を果たしており、効率的で透明性の高い取引環境を提供しています。利用者にとっても、安心して金融取引を行うための基盤として機能しています。

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