香川誠陵中学・高等学校

香川誠陵中学校・高等学校：進学重視の私立中高一貫校

香川県高松市鬼無町佐料に位置する香川誠陵中学校・高等学校は、1995年に開校した私立の中高一貫校です。学校法人尽誠学園が運営するこの学校は、かつて善通寺市にあった尽誠中学校と香川短期大学附属女子高等学校を統合・移転した歴史を持ちます。2018年には高等学校が創立20周年を迎えました。

教育理念と特色

香川誠陵中学校・高等学校は、大学進学を目指す生徒を積極的にサポートする教育体制を構築しています。そのため、授業数は多く、平日は中学・高校ともに7時間授業、土曜日も4時間授業が実施されます。夏休みは他校に比べて短いものの、冬休みと春休みは比較的長く設定されています。主要科目の授業時間を多く確保し、芸術や技術・家庭科などの授業は必要最小限に留めています。

高校2年生からは文系と理系に分かれ、クラス分けは高校1・2年生の内部進学生は習熟度に応じて発展クラスと標準クラスに、3年生では中学からの入学生と高校からの入学生を混合した発展クラスと標準クラスに分けられます。高校2年生では、内部進学生は文理混合、高校からの入学生は文系と理系別のクラス編成となります。

進路状況

多くの卒業生が国公立大学や難関私立大学へ進学しています。2008年度入試では、130大学382名分の指定校推薦枠を有していました。

学校生活

制服

冬服は森英恵デザインのブレザーで、高校生はネクタイまたはリボンに校章が施されています。夏服は、男子が半袖ワイシャツ、女子は半袖ブラウスにベスト（高校生）、または半袖セーラー服（中学生）です。

校則

髪型は染髪やパーマは禁止で、男子生徒は髪が襟や目にかからない長さであることが求められています。携帯電話は保護者の申請により許可されますが、校内での使用は禁止されています。

学校行事

年間を通して様々な行事が行われます。4月下旬には体育祭（赤・白・青の3チームに分かれて実施、伝統的な演目としてエッサッサ、誠陵ソーラン、フォークダンス、誠陵スプリンターなどがあります）、9月中旬には誠陵祭（文化祭）、11月中旬には合唱コンクール（中学生のみ、保護者のみ公開）、12月には球技大会が開催されます。

施設

約30,000平方メートルの敷地に、地上4階建ての校舎（延床面積約15,000平方メートル）が建っています。校舎は工字型で、寮以外の建物は屋内通路で繋がっています。

設備として、普通教室、大講義室、実験室、音楽室、美術室、コンピューター室、図書室、体育館、武道館、食堂、カフェスペース、五色寮などがあります。購買と食堂は株式会社中央が運営し、生徒はSEIRYOカードを使用します。グラウンドは約10,000平方メートルで、テニスコート2面が併設されています。

アクセス

最寄りの駅は、四国旅客鉄道予讃線鬼無駅です。駅から学校までは徒歩約25分（坂道あり）、ことでんバス高松西高線も利用可能です。スクールバスも運行されています。

関連機関

香川誠陵中学校・高等学校は、学校法人尽誠学園に属し、尽誠学園高等学校、香川短期大学、香川短期大学附属幼稚園、香川看護専門学校などの関連施設があります。

校章と校歌

校章には、香川県の県木であるオリーブの葉と地球が描かれており、平和と国際性を象徴しています。校歌は3番まであり、各番の最後に校訓である「愛敬誠」にちなんだ言葉が添えられています。

同窓会

香川誠陵同窓会と懇親会があり、どちらも誠陵祭に合わせて開催されます。

著名な卒業生

新名真愛（フリーアナウンサー）など。

香川誠陵中学校・高等学校は、進学重視の教育体制、充実した施設、そして活気ある学校生活を送れる環境を提供している学校です。

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