馬場悠企

馬場 悠企（ばんば ゆうき）は、1986年8月2日生まれ、滋賀県出身の元サッカー選手です。主にミッドフィールダー、特に守備的な役割を担いました。

キャリアの始まり

滋賀県立草津東高等学校から京都産業大学に進み、卒業後の2009年にJFL（日本フットボールリーグ）のSAGAWA SHIGA FCへ加入しました。加入初年度から守備的ミッドフィールダーとしてチームの重要な一員となり、2009年と2011年にはチームのJFL優勝に大きく貢献しました。

タイへの挑戦

日本での成功を経て、2012年からは活躍の場をタイに移します。最初のクラブは、タイ・ディヴィジョン1リーグ（当時2部相当）に所属するスパンブリーFCでした。ここでは中盤の要としてチームを牽引し、タイ・プレミアリーグ（当時1部相当）への昇格に貢献するという、海外キャリアの素晴らしいスタートを切りました。翌2013年シーズンは、同じくディヴィジョン1のバンコクFCでプレーしました。

プレミアリーグでの経験

2014年には、タイ・プレミアリーグの強豪クラブの一つであるチョンブリーFCに移籍しました。大学時代の同期である櫛田一斗選手と共にプレーしましたが、レギュラー定着には至らず、リーグ戦17試合の出場にとどまりました。

複数クラブでの貢献

その後もタイでのキャリアを継続し、2015年には出場機会を求め、ディヴィジョン1のBBCU FCへ移籍。2016年には同じディヴィジョン1のタイ・ホンダFCでプレーしました。2017年からは2シーズンにわたり、タイ・リーグ2（当時の2部相当）のトラートFCに在籍。ここでも守備の要としてチームを支え、クラブをタイ・リーグ1への昇格へと導く重要な役割を果たしました。

BGPU時代とその後の展開

2019年、タイ・リーグ2に降格したBGパトゥム・ユナイテッドFCと契約。しかし、シーズン後半には前所属のトラートFCへ期限付き移籍し、2014年以来となるタイ・リーグ1でのプレー機会を得ました。2020年にはBGパトゥム・ユナイテッドFCへ復帰し、タイ・リーグ1を戦いますが、新型コロナウイルス感染症の世界的大流行によりリーグ戦が一時中断。タイリーグが秋春制に移行するに伴う中断期間中の2020年6月には、BGパトゥム・ユナイテッドFCの傘下クラブであるチエンマイFCへ期限付き移籍することになり、リーグ再開後はタイ・リーグ2でプレーすることになりました。2021年から2022年にかけては、ネイビーFCでプレーしました。

馬場悠企は、日本でトップカテゴリーの一つであったJFLで成功を収めた後、タイへ渡り、そのキャリアの大部分をタイの複数クラブで過ごしました。1部リーグ昇格に貢献するなど、各クラブで中盤の選手として重要な役割を担い、タイサッカー界においても足跡を残した選手と言えるでしょう。

もう一度検索