駄犬

駄犬

駄犬（だけん）は、日本の小説家。

来歴

千葉県出身。大学生時代はアニメや漫画に親しみ、カードゲーム「マジック・ザ・ギャザリング」も嗜む。その後、パソコン、アニメ関連の書籍編集者としてライトノベル関連業務にも携わる。

結婚、出産を機に転職し会社員となる。以前より小説を執筆しており、「小説家になろう」に投稿する15年ほど前にはライトノベルの公募に応募するも一次選考で落選。子どもの受験が終わり、余暇が増えたことをきっかけに再び小説を書き始める。

「小説家になろう」に投稿した『モンスターの肉を食っていたら王位に就いた件』は当初、注目を集めなかった。しかし、サイトのレビューで「力のある作家」と評価されたことがきっかけとなり、次の作品『誰が勇者を殺したか』を投稿。

2023年11月に刊行された『誰が勇者を殺したか』（KADOKAWA）は、「このライトノベルがすごい! 2025」の新作部門で第1位、文庫部門で第2位を獲得。さらに、「ライトノベル新作“歴代売上第1位”」を達成する。2023年現在は愛知県在住。

人物

ライトノベルはあまり読まず、一般文芸、特に浅田次郎、東野圭吾、三浦しをん、米澤穂信からの影響を受けている。

影響を受けた作品として、漫画は『ファイブスター物語』、『カメレオン』、『エリートヤンキー三郎』、ゲームは『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』、『ファイアーエムブレム』、映画は『ユージュアル・サスペクツ』、『フルメタル・ジャケット』を挙げている。

作風は多岐にわたり、様々なジャンルの作品を手がける。編集者への対応が迅速である点も評価されている。

著作

『誰が勇者を殺したか』〈角川スニーカー文庫〉（KADOKAWA、2023年、イラスト：toi8）
『モンスターの肉を食っていたら王位に就いた件』〈GCN文庫〉（マイクロマガジン社、2023年 - 、イラスト：芝、既刊4巻）
『追放された商人は金の力で世界を救う』〈PASH!文庫〉（主婦と生活社、2024年、イラスト：叶世べんち）
『誰が勇者を殺したか 預言の章』〈角川スニーカー文庫〉（KADOKAWA、2024年、イラスト：toi8）

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