駒澤大学吹奏楽部

駒澤大学吹奏楽部の紹介

駒澤大学吹奏楽部は、1962年に創部された吹奏楽団です。部訓は「常に誠実でつつましく、そして情熱をもって」であり、メンバーはこの言葉を胸に日々の練習に励んでいます。主な活動には、6月のサマーコンサートや12月の定期演奏会、さらに入学式や学祭、オープンキャンパスなどの学内演奏が含まれています。また、地域や学校からの依頼演奏などにも積極的に参加し、マーチングバンドとしても幅広く活動を展開しています。

沿革と受賞歴

駒澤大学吹奏楽部の歩みは数十年にわたり、多くの大会に出場してきました。1965年、初めて全日本吹奏楽コンクール東京大会に出場し、1968年には同大会で1位、全国大会でも3位を獲得しました。その後も数々の金賞を受賞し続け、1971年から1975年の期間中に金賞を得たことから、部の活動における名声を確立しました。

近年では、2006年から2008年にかけて三度連続で全国大会金賞を受賞し、さらに2010年には通算20回目の金賞を得るという偉業を達成しました。全日本吹奏楽コンクールでの通算22回の出場のうち、なんと20回が金賞という輝かしい成績を誇り、これは他の大学の吹奏楽部と比較しても際立ったものです。

主な関係者

この楽団を支えてきたのは名指揮者たちです。永久名誉指揮者の上埜孝氏は、数々の作品を残した指揮者であり、洗足学園音楽大学の名誉教授でもありました。彼は打楽器奏者としても著名で、20013年に亡くなるまで、多くの後進の指導に努めました。

また、終身名誉音楽監督の秋山鴻市氏も重要な存在です。彼も洗足学園音楽大学の名誉教授であり、日本の吹奏楽界に多大な影響を与えました。音楽監督をつとめる稲川榮一氏は、東京芸術大学の名誉教授であり、チューバ奏者としても活躍してきました。

出身者とその活躍

駒澤大学吹奏楽部からは多くの著名な出身者がいます。作曲家の建部知弘氏や、学校教諭として活躍する内本健吾氏、駒澤大学の職員である高井要氏など、さまざまな分野で活躍しています。また、東京消防庁音楽隊のパーカッション奏者や、フリーアナウンサーとして知られる加藤響子さんなどもこの部での経験が生きる場となっています。

主な公演実績

過去には2011年の東日本大震災チャリティーコンサートや、様々な定期演奏会を行ってきました。最近の公演の一例としては、2023年9月2日に駒澤大学記念講堂で開催された吹奏楽部と合唱団の合同演奏会が挙げられます。これらのイベントを通じて、地域社会に対する貢献も果たしています。

CDのリリース

また、駒澤大学吹奏楽部はCDリリースにも取り組んでおり、ブレーン株式会社からリリースされた「中国の不思議な役人」のバレエ音楽は、多くのファンに愛されています。録音には著名な指揮者たちが関わり、質の高い音楽作品として評価されています。

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駒澤大学吹奏楽部は、豊かな歴史と伝統を有し、数々の実績を上げてきた団体です。今後もその活動は、音楽の喜びを広め、次世代の音楽家を育てる役割を果たしていくことでしょう。

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