高塩将樹

高塩 将樹（たかしお まさき）

プロフィール

高塩将樹は、1989年3月24日生まれで神奈川県横浜市保土ケ谷区を出身地とするプロ野球選手です。現在は中華職業棒球大聯盟（CPBL）の統一ライオンズに在籍しています。投手としての彼の経歴は非常にユニークで、多岐にわたる経験を積んできました。

経歴

プロ入り前

高塩は横浜市立西谷中学校在学時に中本牧シニアに所属しており、野球に親しみながら成長しました。その後、藤沢翔陵高等学校を経て、神奈川大学に進学しましたが、大学では野球部には所属せず、4年生からはクラブチームの横浜金港クラブに加わりました。特筆すべきは、2011年に第36回全日本クラブ野球選手権大会の準々決勝で関西メディカルスポーツ学院との試合でノーヒットノーランを達成したことです。これは彼の投手としての才能を証明する重要な瞬間でした。

BCリーグ時代

高塩は2011年に行われたBCリーグのドラフトで、富山サンダーバーズから1巡目指名を受け入団しました。2012年から2014年まで在籍し、その3シーズンで24勝18敗を記録しました。しかし、彼は2014年のオフにオーストラリアン・ベースボールリーグのブリスベン・バンディッツでもプレーするために渡豪しました。

2015年には、BCリーグの福島ホープスに移籍し、2016年まで2シーズン在籍し、13勝13敗の成績を収めました。この間に高塩は多くの経験を積み重ね、次のステップへと繋がりました。

台湾社会人時代

2016年末に中華職業棒球大聯盟（CPBL）に参加するトライアウトを受けましたが、すぐには契約に至りませんでした。彼は2017年に社会人チームである崇越隼鷹（トプコ・ファルコンズ）に入団し、ここで主戦投手としての地位を確立しました。初年度にはポップコーンリーグで7勝1敗、防御率1.57という素晴らしい成績を収め、最多勝利や最優秀防御率のタイトルも獲得しました。この活躍により彼はベストナインにも選ばれました。

2021年末、CPBLは外国人選手に対してドラフト会議を開くことを決定しましたが、高塩は2022年と2023年のドラフトで指名漏れになりました。2023年のドラフト後には楽天モンキーズと契約を試みましたが、規約違反により契約は無効となりました。最終的に、2024年6月26日に行われたドラフト会議で、彼は統一ライオンズから6位指名を受け入団することに成功しました。

統一時代

2024年7月28日に、味全ドラゴンズとの試合でCPBL初登板を果たしました。2試合目となる31日の中信兄弟戦では、8回からの登板で、チームが逆転に成功し、彼にとって初勝利となりました。以降は中継ぎとしてシーズン中に20試合に登板し、2勝1敗4ホールド、防御率4.98という成績を残しました。

選手としての特徴

高塩の投球スタイルは、トルネード気味の体の捻りが特徴で、左手を高く掲げたフォームから真上からの投げ下ろしでボールを投じます。制球が安定している彼は、直球に加え、フォークやカーブなどの変化球も巧みに操ることができ、相手打者にとって厄介な存在です。

詳細情報

背番号

• - 25（2012年 - 2014年）
• - 4（2014年） ※ブリスベンでの背番号
• - 18（2015年 - 2016年）
• - 28（2024年 - ）

高塩将樹の挑戦の旅は今後も続き、彼の成績や活躍には大いに期待が寄せられています。

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