高屋町

高屋町（たかやちょう）

高屋町は、かつて広島県賀茂郡に存在した町です。1974年4月20日に周辺の町と合併し、東広島市となりました。ここでは、高屋町の歴史や地理、交通、教育について詳しく見ていきましょう。

歴史

高屋町の歴史は、1889年4月1日の市町村制施行に遡ります。当時、高屋町域には造賀村、西高屋村、東高屋村、小谷村、戸野村が存在していました。その後、1950年に造賀村が戸野村の一部を編入、1954年には西高屋村と東高屋村が合併して高屋村が成立しました。1955年には高屋村が小谷村を編入し町制を施行、高屋町が誕生しました。1958年には造賀村を編入しています。

しかし、1970年代に入ると、国立広島大学の移転問題がきっかけとなり、西条盆地における4町の合併問題が浮上しました。そして1974年4月20日、高屋町は西条町、志和町、八本松町とともに合併し、東広島市となったことで、その歴史に幕を閉じました。

地理

高屋町は、現在の東広島市の中部に位置していました。町内には入野川が流れ、大谷山、鷹巣山などの山々が連なっています。

主な山：

大谷山（653m）
鷹巣山（534m）
岩谷山（505.4m）
頭崎山（504.3m）

名所・旧跡

木原家住宅：重要文化財に指定されています。

大字

高屋町には、以下の大字がありました。

稲木、大畠、杵原、郷、小谷、貞重、重兼、白市、造賀、高屋東、高屋堀、中島、檜山、溝口、宮領

交通（1974年4月19日当時）

鉄道

国鉄山陽本線
白市駅
西高屋駅

道路

国道375号
主要地方道
広島県道32号西条豊栄線（現：国道375号）
一般県道
広島県道194号西高屋停車場線
広島県道348号小田白市線
広島県道349号入野檜山線（現：広島県道59号東広島本郷忠海線）
広島県道350号造賀八本松線
広島県道351号造賀田万里線

教育（1974年4月19日当時）

小学校

高屋町立小谷小学校
高屋町立造賀小学校
高屋町立高屋西小学校
高屋町立高屋東小学校

中学校

高屋町立高屋中学校

高屋町は、その短い歴史の中で、周辺地域との合併や広島大学の移転問題など、様々な出来事を経験しました。現在は東広島市の一部として、その歴史を刻んでいます。

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