高山よしのり

高山よしのりの生涯と作品

高山よしのり（たかやま よしのり、1940年 - 2021年9月14日）は、日本の漫画家、漫画原作者として知られています。本名は高山芳紀であり、高山紀芳、鏡丈二（漫画原作者）、高山芳恒（小説家）といった名義も使い分けました。漫画家の高山よしさとを弟に、漫画家・イラストレーターの七重正基を長女に持つ、漫画一家でもありました。

2021年、胃がんのため81歳で逝去されました。

多岐にわたるペンネームと作品群

高山よしのりの作品は、使用するペンネームによって作風が異なり、その幅広さが特徴です。以下に、主な名義と代表作をまとめます。

高山よしのり名義

ホップステップ
学園よろず屋
ごろんぼ医者
悪たれ天使
ぼくの事件簿（作画：長尾ともひさ）
パパとママがケンカした（作画：倉田よしみ）
ナースステーション（作画：田中つかさ）

高山芳紀名義

渡り教師（作画：小谷憲一）
ラガー（作画：のだしげる）
サッカー魁（作画：のだしげる）
男華（作画：のだしげる）
グランドスラム（作画：鷹羽遙）
ザ・パイロット（作画：高山よしさと）
氷河民族（作画：高山よしさと）
黄金のバンタム（作画：中島徳博）

高山紀芳名義

闇の逃亡医（作画：加藤唯史）
レディ・メス（作画：川崎三枝子）

鏡丈二名義

ホールインワン（作画：金井たつお）
ロンリーロード（作画：金井たつお）
おれのラウンド（作画：金井たつお）
オペレーション（作画：金井たつお）
スーパーゲーム（作画：金井たつお）
サラリーマン症候群（作画：はやせ淳）
サクセス辰平（作画：石井さだよし）
ドクター反骨医（作画：根本哲也）
スクランブルズ4（作画：制野秀一）

小説家：高山芳恒名義

高山は小説家としても活動しており、以下の作品を発表しています。

はばたけ黄金の翼よ（原作：粕谷紀子、集英社、1984年）
チャンネル2のラブ・ゲーム（集英社、1986年）
お嬢さま殺人事件（集英社、1987年）
トロピカル殺人旅行（集英社、1987年）
ラブ・コンビネーション（集英社、1988年）
お嬢さま西へ行く（集英社、1988年）
愛と殺意のシュプール（集英社、1988年）
朝日のあたる道 校医物語（集英社、1989年）
ふれ愛オレンジカラー 校医物語（集英社、1989年）
迷いごろなジェネレーション（双葉社、1990年）


高山よしのりは、漫画、小説の両分野において、その才能を発揮し、数多くの作品を世に送り出しました。その功績は、日本のエンターテイメント史に深く刻まれています。

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