高島有終

高島有終（たかしま ゆうしゅう）は、1942年3月15日に生まれた日本の外交官です。1964年に外務省に入省し、ドイツ語研修を受けました。その後、外務省アジア局北東アジア課長、外務大臣官房審議官、1994年には外務省国際情報局長などを歴任しました。

国際協力事業団理事を務めた後、2002年から2006年までドイツ駐箚特命全権大使として活躍しました。退官後は、みずほ銀行顧問を務める傍ら、2006年9月5日には日本スケート連盟副会長に選出されました。この人事は、同年の不正経理事件を受けてのもので、スケート関係者以外からの登用は初めてでした。当時の連盟会長であった橋本聖子は、高島の人脈と手腕を活かし、連盟の強化に繋げることを期待していました。

また、高島はベルリン日独センター総裁も務めています。2017年秋の叙勲では、長年の功績が認められ、瑞宝重光章を受章しました。

高島の外務省における同期には、加藤紘一（自由民主党幹事長、内閣官房長官、防衛庁長官）、川島裕（侍従長、外務事務次官）、法眼健作、渡辺伸（駐アルジェリア大使、駐アラブ首長国連邦大使）、佐藤俊一（駐ベルギー大使、外務省中南米局長）などがいます。

高島有終は、外交官としてのキャリアを通じて、日本とドイツの関係強化に尽力するとともに、退官後も様々な分野で活躍し、社会に貢献し続けています。特に、日本スケート連盟副会長としての活動は、組織の立て直しに大きく貢献しました。

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