高崎紗緒梨

高崎 紗緒梨（たかさき さおり）

富山県富山市出身の元女子バレーボール選手。1987年3月21日生まれ。

来歴

バレーボールを始めたのは小学校1年生の時でした。地元富山で才能を育み、富山県立高岡商業高校に進学後、その実力が全国レベルで認められるようになります。高校1年生時には、早くも全日本ユース代表に選出されるという栄誉に浴しました。続く2年生次には、主力選手として春の高校バレーボール大会（春高バレー）に出場。チームを高橋監督の指導のもと、全国ベスト8へと導く原動力となりました。

高校時代には、全日本ジュニア代表としても活動の幅を広げます。2004年にはアジアジュニア選手権に出場し、チームの準優勝に貢献。さらに翌2005年には世界ジュニア選手権にも出場し、世界の強豪を相手に戦う貴重な経験を積みました。これらの国際大会での経験は、その後のキャリア形成に大きな影響を与えたと言えるでしょう。

高校卒業後、2005年にVリーグの強豪チームであるNECレッドロケッツに入部し、プロキャリアをスタートさせました。NECでは2010年6月まで、Vリーグのトップレベルで5シーズンにわたりプレーしました。

2010年には、新たな活躍の場として日立リヴァーレに移籍。当時チャレンジリーグに所属していた日立でも中心選手の一人としてチームを支えました。日立リヴァーレには2012年5月まで在籍し、この年をもって現役選手としてのキャリアに一区切りをつけました。

人物・エピソード

高崎氏の人物像を垣間見ることができる興味深いエピソードがいくつかあります。例えば、小学校時代に自身が描いたという未来予想図では、16歳で結婚し、18歳には子供がいるという具体的なものであったと後に語っています。バレーボールに打ち込んだ自身の実際の人生との違いをユーモラスに振り返る姿勢が伺えます。

また、高岡商業高校でバレーボール部に入部する際、周囲には「将来は普通のOLになりたい」と話していたとのこと。当時は、全国レベルで活躍するトップアスリートへの道を歩むことになるとは想像もしていなかったのかもしれません。

NECレッドロケッツへの入社が決まった際、ご両親にお祝いとして何か欲しいものを聞かれ、「ミシンが欲しい」と答えたという逸話も残っています。多くの選手が競技に関連するものを希望する中で、家庭的で意外な一面を覗かせるエピソードとして知られています。

家族構成としては、実姉の高崎由佳梨さんもまた、かつてチャレンジリーグのKUROBEアクアフェアリーズに所属していた元バレーボール選手でした。姉妹揃ってバレーボール選手として日本のバレーボール界でプレーした経験を持っています。

所属チーム

堀川南小
堀川中
富山県立高岡商業高等学校
NECレッドロケッツ（2005-2010年）
* 日立リヴァーレ（2010-2012年）

個人成績

Vリーグ及びVプレミアリーグのレギュラーラウンドにおける個人成績データが一部記録として残されています。ただし、日立リヴァーレ在籍期間は主にチャレンジリーグでのプレーであったため、リーグ公式サイトには詳細なデータが掲載されていません。

現役引退後も、自身のブログやSNSなどを通じてファンとの交流を続けています。

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