高松サービスエリア

石川県かほく市二ツ屋に位置する、のと里山海道（石川県道60号金沢田鶴浜線）の休憩施設です。当施設は、サービスエリアとしての機能に加え、道の駅「道の駅高松」としても登録されており、地域の情報発信や特産品販売の拠点としての役割も担っています。

概要

のと里山海道の高松インターチェンジ（IC）と米出ICの間に設けられています。石川県加賀地方の最も北に位置するかほく市の北端にあり、その北側は能登地方の羽咋郡宝達志水町と隣接しています。能登地域との境界が近いことから、能登の祭りに欠かせない「キリコ」を模した巨大な看板が、特に穴水方面（下り線）の入り口付近に設置されており、能登への旅情を掻き立てます。

施設に隣接して、県立看護大学方面へアクセスできる県立看護大インターチェンジ（IC）が設けられています。このICは2003年（平成15年）8月に穴水方面への出口と金沢方面からの入口のみを持つハーフICとして開設されましたが、2009年（平成21年）12月にはサービスエリアの敷地を活用する形でフルICへと改良されました。その構造は、サービスエリアへの出入りランプを共用する形となっており、類似の改良が行われた他の施設と同様の特徴を持っています。ただし、インターチェンジの構造上、県立看護大ICを利用してのと里山海道と出入りできるのは穴水方面（下り線）の利用者のみであり、かつサービスエリアへの立ち寄りが可能です。一方、金沢方面（上り線）から/への利用者は、県立看護大ICを利用する際にサービスエリアに立ち寄ることはできません。

施設は上下線で分かれており、2013年のリニューアルを経て、金沢方面（上り線）は「里山館」、穴水方面（下り線）は「里海館」という愛称で親しまれています。「里海館」側には、かほく市特産の「高松ぶどう」をイメージした可愛らしいモニュメントが設置されています。

歴史

高松サービスエリアの歴史は、能登海浜道路（後の能登有料道路）の供用開始と共に始まります。

1973年（昭和48年）7月22日：能登海浜道路の高松IC - 柳田IC間開通に伴い、サービスエリアの供用が開始されました。
1984年（昭和59年）3月6日：施設の管理・運営を担う第三セクター、株式会社高松レストハウスが設立されました。
1993年（平成5年）4月22日：「道の駅高松」として、道の駅に登録されました。
2013年（平成25年）：施設の全面的な改装が行われました。1月から3月にかけて施設は一時閉鎖され、同年3月31日に「里山館」（金沢方面）と「里海館」（穴水方面）としてリニューアルオープンしました。

施設

施設詳細は多岐にわたりますが、主な機能は以下の通りです。

金沢方面「里山館」（上り線）

駐車場
のと里山海道側：大型9台、小型106台、身障者用2台
一般道側：小型92台、身障者用2台
トイレ：男性用（大3、小14）、女性用（13）、多目的トイレ（3）が完備されています。
給電スタンド：普通充電は24時間利用可能、急速充電は8:00から19:00まで利用できます。
売店：地域の特産品やお土産などを販売（営業時間 9:00 - 18:00）。
食事・軽食：休憩や食事を楽しめるスペース（営業時間 9:00 - 18:00）。
足湯：旅の疲れを癒せる足湯設備（営業時間 9:00 - 18:00）。
自動販売機

穴水方面「里海館」（下り線）

駐車場
のと里山海道側：大型8台、小型97台、身障者用1台
一般道側：小型6台
トイレ：男性用（大3、小14）、女性用（13）、多目的トイレ（3）が完備されています。
給電スタンド：普通充電のみ24時間利用可能です。
売店：地域の特産品やお土産などを販売（営業時間 9:00 - 18:00）。
食事・軽食：休憩や食事を楽しめるスペース（営業時間 9:00 - 18:00）。
ドッグラン・遊歩道：愛犬と一緒に楽しめるスペース（3月-11月 9:00 - 17:30、冬季閉鎖）。
自動販売機

両施設ともに、利用時間や季節によって営業時間が異なる場合があります。

管理団体

当施設は、石川県とかほく市が設置し、株式会社高松レストハウスが指定管理者として運営を担っています。

バス停留所

北鉄奥能登バスが運行する輪島特急線のバス停留所が、上下線の施設それぞれに設置されており、公共交通機関でのアクセスも可能です。

隣接する施設

のと里山海道上では、県立看護大ICを挟んで高松SAと米出ICが隣接しています。

E86 のと里山海道
県立看護大IC - 高松SA - 米出IC

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