高松駅 (石川県)

高松駅について

高松駅（たかまつえき）は、石川県かほく市内高松に存在する西日本旅客鉄道（JR西日本）七尾線の駅です。この駅は2021年時点で普通列車の始発・終着駅として利用されており、発着の切符には「（七）高松」という名称が印刷されています。これは、四国の高松駅と区別するための措置です。また、ICOCAの利用履歴においては「高松七」と表示されます。

歴史

高松駅は1898年4月24日に設立されました。当初は七尾鉄道の駅として一般駅として開業しました。その後、国有化の過程で1907年に国鉄の駅となり、1909年には七尾線の一部として正式に分類されました。1956年には駅舎が新しく建てられ、1971年に貨物取扱の業務が廃止されました。

1982年からは駅の業務が委託されることになり、1984年には荷物の取り扱いが終了しました。1987年には国鉄の分割民営化により、JR西日本の駅としての運用が始まりました。そして、2021年3月にはICカード「ICOCA」の使用が可能となり、同時に終日無人駅となりました。

駅の構造

高松駅は地上に位置し、単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、合計2面3線のホームを備えています。駅舎はコンクリート平屋建てで、小規模ですが機能的です。ホーム間の移動は跨線橋を利用します。
無人駅ですが、過去には業務を委託されていた時期もありました。ICカード専用の改札機が設置されており、ICOCAなどの交通系ICカードが利用可能です。

のりばについて

1番のりばは「下り本線」、2番のりばは「上り本線」、3番のりばが「上り1番線」（副本線）として運用されています。3番のりばは上り・下り両方に対応しており、特急の通過待ちや普通列車の折り返しに使用されます。夜間の留置は行われておらず、終電後は金沢駅へ回送されます。

利用状況

2020年度のデータによると、1日の平均乗車人員は460人でした。近年の利用状況は「石川県統計書」にて確認できますが、安定した利用状況が続いていることが伺えます。

駅周辺

高松駅は旧高松町の中心部に位置しています。周囲には飲食店や商業施設が点在し、地元の人々にとっての交通の要所となっています。

バス路線

駅前には「高松駅前」停留所が設置されており、かほく市営バスやイオンモールかほくへのシャトルバスが発着しています。かほく市営バスでは以下の路線が運行されています：

• - 大海線（車庫前 / 箕打）
• - 看護大学線（車庫前 / 看護大学）

大海線では年中無休の便もあり、看護大学線は全便が土日祝日等に運休します。

以前は北鉄能登バスによる羽咋駅方面や本津幡駅方面へのバスも運行されていましたが、2009年に廃止されました。

隣の駅

高松駅は七尾線に属しており、隣の駅は横山駅と免田駅です。この路線を利用することで、地域内の様々な目的地への移動が可能です。総じて高松駅は利便性が高く、地域社会に貢献している重要な交通拠点と言えます。

もう一度検索