高橋大輔 (声優)

高橋 大輔（たかはし だいすけ）

高橋 大輔氏は、1986年2月20日生まれ、奈良県出身の日本の声優および俳優です。多方面でその才能を発揮し、アニメ作品のキャラクターボイスから、海外作品の吹き替え、ナレーション、さらには舞台出演や司会業まで、幅広い分野で活動を展開しています。

経歴

俳優・声優としての道を歩み始めた高橋氏は、専門的な技術を習得するため、日本ナレーション演技研究所を経て、テアトル・エコー研究所で研鑽を積みました。キャリアの初期にはアーツビジョンやプロダクション・タンクといった事務所に所属していましたが、2019年からは東京俳優生活協同組合（俳協）に籍を移し、現在に至ります。

人物像

声質は高めの男性音域であるハイバリトンです。語学にも堪能で、特に英語に関してはイギリス英語のネイティヴレベルでの通訳および翻訳が可能です。免許・資格として中型自動車免許を所持しています。趣味や特技も多彩で、手先の器用さを活かしたカードマジックや、バーテンダーとしての経験を思わせるカクテル作りを特技としています。オフの時間は、ゴルフやテニスといったスポーツを楽しむほか、映画鑑賞、ゲーム、お酒集め、海外のミュージックビデオ鑑賞、読書など、幅広い趣味を持っています。

主な活動

高橋氏は声優として数多くの作品に参加しています。

アニメーション

テレビアニメでは、『THE IDOLM@STER』（TVアナウンサー）、『しろくまカフェ』（探検家）、『黒子のバスケ』（火神のチームメイト）、『Wake Up, Girls!』シリーズ（城本一 他）、『残響のテロル』（クラレンス、司令官）、『おそ松さん』（MASA職員 他）、『コンクリート・レボルティオ〜超人幻想〜』（収集家 他）、『銀魂』シリーズ（奈落B 他）、『ブラッククローバー』（少年、ラルフ・ニアフレム 他）、『とある魔術の禁書目録III』および『とある科学の超電磁砲T』（査楽）、『名探偵コナン』シリーズ（刑事、アナウンサー 他）、『ドラえもん（テレビ朝日版第2期）』（つけ五郎 他）、『パズドラ』（パイロット 他）、『小林さんちのメイドラゴンS』（小太りの不良 他）、『パリピ孔明』（パリピ）、『ひろがるスカイ!プリキュア』（虹ヶ丘あきら）、『ブルーロック』（アダム・ブレイク）など、多数の作品で脇役や端役、時には印象的なキャラクターを演じています。劇場アニメでは、『魔法少女リリカルなのは』シリーズ、『BLAME!』（ヤチタ）、『機動戦士ガンダムNT/閃光のハサウェイ』（オペレーター/キャプテン）、『サマーゴースト』（医者）などに出演。OVA『エロマンガ先生』やWebアニメ『DEVILMAN crybaby』（雷沼教授 他）、『TIGER & BUNNY 2』といった配信作品でも声を聞かせます。

ゲーム

ゲーム分野でも活躍しており、『ガンダムトライエイジ』のシステムボイス、『日常（宇宙人）』の英語ナレーションなどを担当。特にタクティカルシューター『VALORANT』では、日本のエージェント「ヨル」の声を担当し、多くのプレイヤーにその名を知られています。また、『信長の野望 出陣』では浅井長政、仁科盛信、柳生石舟斎といった歴史上の人物に命を吹き込んでいます。

吹き替え

海外の映画、ドラマ、アニメ作品の吹き替えも高橋氏の重要な活動分野です。映画では、『アサイラム 監禁病棟と顔のない患者たち』（エドワード・ニューゲート役など）、『ザ・バウンサー』（ルカス役）、『NOPE/ノープ|NOPE_ノープ』など、様々なジャンルの作品に参加。ドラマでは、『9-1-1: LONE STAR』（TK・ストランド役）をはじめ、『グレイズアナトミー』、『相続者たち』、『ビリオンズ』など、人気シリーズの吹き替えも担当しています。アニメーションの吹き替えでは、『アバローのプリンセス エレナ』（ミグズ役）、ウェス・アンダーソン監督作『犬ヶ島』（イゴール役）などがあります。

ナレーション・その他

テレビ番組のナレーションやインフォマーシャル、教材CDのナレーション、ボイスオーバーも手掛けています。『F.C. TOKYO COLORS』、『家族の裏事情』、NHK BS『BS世界のドキュメンタリー』、教材CD『キクタン英会話』シリーズ、TBS系ドラマ『Smoking Gun 民間科捜研調査員 流田縁』や日テレ系ドラマ『特命刑事 カクホの女』の番宣ナレーションなど、その声は多岐にわたるメディアで使用されています。俳優としては、テレビドラマや映画に声優として参加したり、舞台にも立っています。また、イベントの司会を務めることもあり、『Wake Up Girls!』関連イベントや映画祭イベント、企業セミナーなどで進行役を務めています。

多才なスキルと幅広い活動領域を持つ高橋大輔氏は、声優としても俳優としても、今後のさらなる活躍が期待される存在です。

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