高橋美帆 (競泳選手)

高橋美帆

高橋美帆（たかはし みほ）は、1992年12月1日生まれで、京都府長岡京市の出身の女子競泳選手です。彼女は小さい頃から水泳を始め、のちに数々の大会で優れた成績を残していくことになります。

経歴

高橋は3歳の時に、水泳を始めました。彼女の水泳への情熱は2歳上の兄の影響から来ており、長岡京市立長岡中学校に通う頃にはすでに平泳ぎの専門選手として全国中学校体育大会で決勝進出の実績を持っていました。その後、京都外大西高等学校へ進学し、そこでの水泳での活躍はさらに顕著なものとなりました。高校時代には、2009年のジャパンオープンで個人メドレー部門での優勝を果たしますが、その一方で右足首の怪我によって成績が一時低迷することもありました。

大学では日本体育大学に進学し、田島寧子選手の指導を受けたコーチ藤森善弘氏のもとでトレーニングを重ね、2010年のパンパシフィック水泳選手権で日本代表選手に選出されました。2012年の日本選手権では、400m個人メドレーで自己ベストの4分37秒71を記録し、ロンドンオリンピックの代表権を獲得しました。

しかし、オリンピック後は燃え尽き症候群に悩まされ一時は成績が下降しました。2014年春からは自由形の強化に乗り出し、同年6月20日のジャパンオープンでは400m個人メドレーで4分35秒69の日本新記録を樹立。これは14年ぶりに田島選手の持つ記録を上回ったものでした。

さらに、2016年8月にはフランスのシャルトルで行われた競泳ワールドカップ第1戦において、女子200m平泳ぎで3位に入賞するなど、競技者としての実力を維持しています。

エピソード

学校時代、高橋と同じ中学校に通った宇佐美貴史（プロサッカー選手）とも関わりがありました。宇佐美が水泳に苦手意識を持っていた際、高橋に教えを請うこともあったとのことです。こうした背景を持つ彼女は、自身も同級生に負けないようにと強い気持ちを抱いていることが分かります。2011年のジャパンオープンでは、強豪の大塚美優選手に敗れ、悲しみにくれる姿が印象的でした。

主な戦績

高橋の戦績は非常に幅広く、以下の結果が特に注目されます。

• - 2009年

- 日本選手権 400mメドレー 8位
- ジャパンオープン 400mメドレー 優勝
- インターハイ 400mメドレー 優勝
- 国体 200m平泳ぎ 優勝

• - 2010年

- 日本選手権 200m平泳ぎ 7位、400mメドレー 2位
- ジャパンオープン 200・400mメドレー 優勝
- 国体 200m平泳ぎ 2位、400mメドレー 優勝

• - 2011年

- ユニバーシアード 400mメドレー 2位
- ジャパンオープン 400mメドレー 2位

そして、彼女の自己ベストは以下の通りです。

• - 200m平泳ぎ：2分26秒54
• - 200m個人メドレー：2分14秒32
• - 400m個人メドレー：4分35秒69

これからも高橋美帆の活躍が楽しみです。

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