高汐巴

高汐巴について

高汐 巴（たかしお ともえ）は、1952年12月2日生まれの日本の女優で、元宝塚歌劇団花組のトップスターです。本名は嶋田 美子（しまだ よしこ）で、京都府京都市出身。彼女の特長として、身長167cm、血液型はAB型があります。愛称の「ペイ」は、林家三平（初代）のギャグで知られる「よし子さん」に由来しています。

略歴

1972年、高汐は58期生として宝塚歌劇団に入団しました。初舞台は雪組公演『かぐら／ザ・フラワー』で、入団時の成績は48人中17位でした。彼女の同期には、元専科の邦なつき、女優の寿ひずる、峰さを理などがいます。同年の8月には関西テレビの番組「ザ・タカラヅカ!」に出演するユニット「バンビーズ」のメンバーに選ばれ、そこでの活動を通じて、舞台だけでなくテレビでも活躍しました。

1973年には星組に配属され、峰や寿と共に注目を集めました。1975年に雪組に異動後、1978年にはバウホールで『ヴェロニック』の初主演を果たします。次の年には新人公演『春風の招待』で初主演を行い、1980年に花組へ異動。彼女は松あきらや順みつきとともに活動し、1982年には雪組に異動。寿ひずると入れ替わる形で雪組の2番手に昇進します。

1983年に花組に戻り、順みつきの後任として『紅葉愁情／メイフラワー』で花組トップスターに就任しました。1987年12月30日、花組・東京公演『あの日薔薇一輪／ザ・レビュースコープ』を最後に宝塚歌劇団を退団します。退団後も高汐は舞台やライブで積極的に活動し、2023年には映画『墨田川華いちりん』で映画デビューを果たしています。

宝塚歌劇団での主な舞台

高汐巴の宝塚歌劇団時代の活動は非常に広範囲にわたります。星組時代には、『清く正しく美しく』や『アルジェの男』などの新人公演に出演し、1975年から1981年にかけて雪組、花組、さらに2度の雪組と花組での活躍を見せました。特に花組時代の主な舞台には、『紅葉愁情』や『愛あれば命は永遠に』などがあり、これらの作品で高汐はその才能を存分に発揮しました。

映像作品とディスコグラフィー

高汐は歌手としても活動しており、いくつかのアルバムをリリースしています。代表作には、『Shinning For You』や『LOVE for YOU』、また『La vie en Rose』などがあります。映像作品も多く、特に宝塚関連の作品やライヴコンサートの映像が含まれます。

退団後の活動

退団後、高汐は舞台女優としてのキャリアを続け、多数の作品に出演しています。特に1990年代以降も舞台への出演が目立ち、さまざまな役柄を演じることで観客を魅了しました。またテレビドラマにも出演し、様々な物語の中で多様な役を演じました。

2023年にはミュージカル『SEVEN−西遊記7つの戦い−』に出演予定で、彼女の活動は今なお続いています。高汐巴は、宝塚時代から現在に至るまで、多くのファンに愛され続けている女優です。

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