高畠佳介

髙畠佳介：滋賀が生んだ「昇格請負人」

髙畠佳介（たかばたけ けいすけ）は、1990年3月17日生まれ、滋賀県出身のプロバスケットボール選手です。身長183cm、体重78kgと、シューティングガードとしては平均的な体格ですが、その高いシュート力とスティールでチームに貢献してきました。現在はB3.LEAGUEのトライフープ岡山に所属しています。

プロ入りと福岡での飛躍

地元の草津高校、びわこ成蹊スポーツ大学を経て、2011年に滋賀レイクスターズに練習生として参加しますが、選手契約には至りませんでした。しかし、翌2012年7月にはライジング福岡（現ライジングゼファーフクオカ）とプロ契約を結び、プロ選手としてのキャリアをスタートさせました。

2013年からは、スポーツ教室を運営する企業エルトラックの支援を受け、更なる飛躍を目指します。2013-14シーズンには、ジェームス・ダンカンヘッドコーチの初采配となった試合で、6本の3ポイントシュートを全て成功させ、18得点を挙げてチームの勝利に大きく貢献しました。

Bリーグでの活躍と「昇格請負人」の称号

bjリーグとNBLが統合されBリーグが誕生した2016-17シーズン、髙畠は当時B2に所属していた島根スサノオマジックに移籍します。島根は彼のシュート力とスティールを高く評価し獲得に至りました。島根ではレギュラーシーズン全60試合に出場し、1試合平均7.4得点を記録。チームのB1昇格に大きく貢献しました。

しかし、島根は髙畠との契約を更新せず、彼は秋田ノーザンハピネッツへ移籍。ここでもチームのB1昇格に貢献し、二季連続でB1昇格を達成したことから、「昇格請負人」と呼ばれるようになりました。

愛媛、岩手、そして岡山へ

2018年7月には愛媛オレンジバイキングスに移籍し、背番号を32に変更。2019年3月17日、自身の誕生日にB2個人通算得点1000点を達成しました。2020-21シーズンには愛媛のキャプテンに就任し、チームを牽引しました。

2021年6月には岩手ビッグブルズに2年契約で移籍し、背番号は31となりました。そして、2023年7月、新たな挑戦の場としてトライフープ岡山に移籍し、現在に至ります。

プレースタイルと持ち味

髙畠佳介は、高いシュート力と積極的なディフェンスを持ち味とするシューティングガードです。特に、3ポイントシュートの精度が高く、試合の流れを変える力を持っています。また、スティールも得意としており、ディフェンス面でもチームに貢献します。

「昇格請負人」の異名が示すように、所属するチームを上位リーグに導く力があり、その経験と実力でトライフープ岡山の躍進に貢献することが期待されています。

滋賀県出身のバスケットボール選手として

髙畠佳介は、滋賀県出身のバスケットボール選手として、地元に貢献したいという思いも強く持っています。これまでのキャリアで培ってきた経験を活かし、バスケットボールを通じて地域を盛り上げ、次世代の育成にも力を注いでいくことでしょう。

今後の髙畠佳介の活躍から目が離せません。

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