高知城前停留場

高知城前停留場

高知城前停留場（こうちじょうまえていりゅうじょう）は、高知県高知市本町に位置する、とさでん交通伊野線の路面電車の停留所です。この停留場は、観光名所である高知城へのアクセスが良好で、地域の交通インフラの一部として重要な役割を果たしています。

歴史

この停留場は1904年（明治37年）5月2日、当初は「警察前停留場」という名称で開業しました。土佐電気鉄道、つまりとさでん交通の前身から数えてその歴史は長く、停留場開設当初から地域の交通機関として利用されてきました。後に「本町公園通停留場」に名前が変わるものの、1944年（昭和19年）には一時営業を休止する事態に見舞われました。

1950年（昭和25年）の8月5日には「公園通停留場」として再び営業を始め、その後1978年（昭和53年）に現在の「高知城前停留場」という名称に変更されました。この名称変更は、隣接する県庁前停留場から高知城へ訪れる観光客にとって、わかりやすい案内を提供するために決まったとされています。

年表

• - 1904年 5月2日: 土佐電気鉄道本町線の開通に伴い警察前停留場として開設。
• - 時期不詳: 本町公園通停留場に改称。
• - 1944年 4月1日: 停留場営業を休止。
• - 1950年 8月5日: 公園通停留場の復活が認可。
• - 1978年 4月1日: 高知城前停留場に改称。
• - 2010年 8月: バリアフリー化に伴い乗り場を移設。
• - 2014年 10月1日: とさでん交通が発足し、現在の運営体制に移行。

停留場構造

高知城前停留場は、伊野線の併用軌道区間に位置し、車道に沿ってホームがあります。停留場には2つのホームが存在し、両ホームは東西に並んでいます。なお、各ホームの位置は微妙にずれていて、東側にははりまや橋方面行きのホーム、西側には伊野方面行きのホームがあります。

周辺施設

停留場の北に位置する高知城までの距離はわずか徒歩5分と、観光するには非常に便利な立地です。また、隣接する大橋通停留場との間の軌道沿いには、日本銀行高知支店や高知本町郵便局といった重要な施設も存在します。これにより、旅行者や地元住民にとって、利便性の高い交通手段を提供しています。

隣接する停留場

とさでん交通伊野線における隣接停留場は以下の通りです:

• - 大橋通停留場
• - 高知城前停留場
• - 県庁前停留場

このように、高知城前停留場は地域の交通において重要な役割を果たしており、観光名所へのアクセス手段としても大変重宝されています。

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