高知大学体育会サッカー部

高知大学体育会サッカー部

高知大学体育会サッカー部（Kochi University Football Club）は、高知県の高知市に位置し、高知大学に所属するサッカーチームです。このサッカー部は、大学生たちにサッカーの技術を磨き、競技精神を育む場として長い歴史を持っています。特筆すべきは部活内に存在する社会人登録チーム「KUFC南国」で、こちらも成績を残しています。

概要と歴史

高知大学サッカー部は、朝倉キャンパスで活動しています。大学の医学部に関しては岡豊キャンパスに別途サッカー部が存在します。サッカー部は1973年に始まり、全日本大学サッカー選手権大会（インカレ）には1973年に初出場し、早稲田大学との初戦で大敗しました。当時は野球部とのグラウンドの共用があり、県の社会人チーム相手に苦戦することも多くありました。

1978年に野地照樹が教育学部に赴任し、42年間に及ぶ指導を経て高知大学サッカー部は全国的にも有力なチームへと成長していきます。1992年には初めてインカレで勝利し、同大会のベスト4に進出しました。

しかし、さらなる成績向上があり、2009年には総理大臣杯全日本大学サッカートーナメントで準優勝を飾ります。加えて、天皇杯全日本サッカー選手権大会の初出場は1986年で、1996年に初勝利を収め、2006年にはフットボールリーグに所属していたSC鳥取を破っています。

2015年には、高知県サッカー選手権大会で13年連続優勝を成し遂げ、同年度の四国大学サッカーリーグでも22年連続の優勝を達成しました。さらに、中国・四国大学リーグチャンピオンシップの3連覇も達成し、その名声を確立しました。

2016年には野地が定年退官となり、監督の職を川田尚弘に引き継ぎました。川田は元ボルシアMGのユースコーチやハノーファー96のスカウトを務めた経験を持ち、部の新たな時代を迎えました。しかし、同年7月の天皇杯県代表決定戦では高知ユナイテッドSCに敗れ、13年間の連覇記録が途絶えました。

主な成績

高知大学体育会サッカー部は数々のタイトルを獲得しています。特に、以下のような成績が注目されています：

• - 総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント: 準優勝（2009年）
• - 全日本大学サッカー選手権大会: 準優勝（1998年, 2009年, 2012年）
• - 高知県サッカー選手権大会: 優勝（計18回）
• - 四国大学サッカーリーグ: 優勝（1994-2015年の間）

KUFC南国

KUFC南国は高知大学体育会サッカー部と連携しながら、高知県リーグの選手たちが集うクラブです。2016年2月に統合された高知UトラスターFCとアイゴッソ高知の選手たちが、この新たなクラブに参加しました。高知大学のOBや現役の選手を中心に構成され、選手たちの意思を尊重しアマチュアの身分で活動しています。

このように、高知大学体育会サッカー部は地域サッカーの重要な一環を成し、学生たちにサッカーの機会を提供しています。様々な成績とともに、地域社会においても広く認識されています。

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