高知橋停留場

高知橋停留場の概要

高知橋停留場（こうちばしていりゅうじょう）は、高知県高知市駅前町に位置する、とさでん交通の駅前線に属する路面電車の停留所です。この停留場は、2017年から「医療法人野並会 高知病院前」の副駅名を持つなど、地域医療との関連性が高い言われています。

歴史の軌跡

高知橋停留場そのものは2001年に新たに設けられましたが、歴史的には1928年に初めて開業して以来、何度かの移転や名称変更を経てきました。最初は高知橋停留場として開業しましたが、1944年に廿代町通停留場に改称され、1960年には廃止されてしまいました。その後、約40年の沈黙を破る形で新たに開業し、過去の停留場が復活したとも見なされています。

年表

• - 1928年2月16日: 土佐電気がはりまや橋から高知駅前までの開通に伴い、高知橋停留場が開業。
• - 1941年7月12日: 合併により、土佐交通の停留場となる。
• - 1944年4月1日: 南に移転して廿代町通停留場に改称。
• - 1948年6月3日: 合併により土佐電気鉄道傘下となる。
• - 1960年4月18日: 廃止。
• - 1980年11月29日: 高知橋の架け替え完了。
• - 2001年3月27日: 高知橋停留場としての再開業。
• - 2014年10月1日: 経営統合によりとさでん交通の停留場となる。
• - 2017年10月1日: 高知病院との命名権契約により副駅名に「医療法人野並会 高知病院前」追加。

停留場の構造

停留場のホームは2面あり、南北方向に伸びる2本の線路の間に配置されています。互いのホームは斜向かいに設置され、北側は高知駅方面、南側は桟橋方面へ向かう電車の停車が可能です。また、桟橋方面のホームは高知橋の上にあり、ここが停留場名の由来となっています。

高知橋と周辺環境

高知橋は江ノ口川を跨ぐ重要な橋であり、県道として利用されていましたが、1928年には電車が通る構造が整備され、併用橋となりました。現存する2代目の橋は1980年に架け替えられ、今でも多くの人々に利用されています。

停留場周辺には、国道32号、近森病院、「高知橋」バス停留所なども存在し、地域の交通の要所として機能しています。

隣接する停留場

高知橋停留場は、蓮池町通停留場と高知駅前停留場の間に位置し、周囲の交通アクセスの利便性も高いのが特徴です。

相互の停留場間での移動も容易で、多くの通勤・通学客に利用されています。高知橋停留場は、その歴史と医療との関わりから、地域に貢献する重要な交通施設であると言えます。

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