高砂市立米田小学校

高砂市立米田小学校の紹介

高砂市立米田小学校は、兵庫県高砂市の米田町に位置する公立の小学校です。1872年に創立され、2021年には設立150周年を迎えました。この学校は長い歴史を有し、地域に根ざした教育を行っています。

学校の沿革

米田小学校の歴史は、1872年11月に設立された龍東小学校に遡ります。当初は西蓮寺庫裏を校舎として使用していました。その後、1873年2月には龍島小学校と改称され、1882年には第6校区龍島小学校に改名されました。1884年には倉南小学校の分校として米田分校となり、1887年に米田簡易小学校と改称されました。

1891年には米田尋常小学校に変更、1909年には高等科を併設して米田尋常高等小学校へと改称されました。その後、1941年4月に米田国民学校となり、1947年3月には米田町立米田小学校に改名、そして1956年には高砂市に合併されたことにより、高砂市立米田小学校と名を改めました。

この合併に際して、加古川市域の児童は「委託教育」として他の学校に通う形を取ることになりましたが、米田小学校の組合立運営が実現しなかった経緯があります。1980年には校区の一部分が新設された高砂市立米田西小学校に分離されました。近年では、2022年4月からは明石工業高等専門学校との連携により、小学生を対象としたSTEAM教育に関する支援事業が開始されています。

現在の状況

2020年度の時点で、米田小学校の児童数は694人であり、少しずつ減少しています。2005年度には1,018人を超えていた児童数も、時間の経過と共に変化しているのが現実です。学校周辺には、2020年に設立された高砂市立米田こども園（米田幼稚園と米田保育園が一体となっている）も近接しており、地域の子どもたちが育つ環境が整っています。

通学区域と関連学校

米田小学校の通学区域には、米田町米田、古新、新米田、美保里、百合丘、中島3丁目、米田団地が含まれています。生徒たちは、高砂市立宝殿中学校へ進学します。隣接する学校には、米田西小学校、伊保小学校、荒井小学校があり、加古川市立の鳩里小学校、加古川小学校、川西小学校とも近くに位置しています。

特徴

1991年度より、米田小学校は制服を廃止し、私服を許可しています。このため、地元の小学校の中では唯一の私服校として知られています。また、過去には全児童が授業前にジョギングを行っていた時期もありましたが、現在はその取り組みは行われていません。

高砂市立米田小学校は、その歴史と共に地域社会に根付いた教育機関として、多様な取り組みを続けています。地元の子どもたちが健やかに育つ環境づくりに貢献し続ける学校です。

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