高速ばぁば

映画『高速ばぁば』の詳細

『高速ばぁば』は、2012年に公開された日本のホラー映画で、未来穂香、北山詩織、後藤郁を主演に内藤瑛亮が監督を務めました。この作品は、全国の映画ファンやホラー映画愛好者に新たな恐怖体験を提供したことで広く知られています。キャッチコピーは「アイドルだって呪い殺す」と「恐怖は寄生する」で、特にホラー映画初のターボばあちゃんをテーマにした点が特徴的です。

概要

『高速ばぁば』は、2013年に計画されたホラー三部作の一部として製作されました。この三部作には『カルト』や『トーク・トゥ・ザ・デッド』も含まれ、すべて内藤瑛亮が監督を担当しています。公開日は2013年7月27日で、東京のユーロスペースでレイトショーとして上映されました。また、映画の公開前には、小説版がTOブックスより福谷修の手によって2013年6月1日にリリースされています。

あらすじ

物語の中心は、アイドルグループ「ジャージガール」の3人組、アヤネ（未来穂香）、ナナミ（北山詩織）、マユコ（後藤郁）です。彼女たちは番組の企画で廃墟となった老人ホームを訪れ、そこで肝試しを行うことになります。しかし、事前の準備中にアヤネは不運にもホッチキスの針で自身の頬を傷つけてしまいます。

廃墟に到着後、アヤネは一人で肝試しを開始しますが、そこに待ち受けていたのは老人の不気味な影でした。襲われたアヤネは入院を余儀なくされ、帰宅後も彼女とその仲間たちの周りには奇怪な現象が次々と起こります。ビデオに映し出された不気味な影や、アヤネの傷が治らないこと、さらには彼女がアイドルグループを脱退させられる事態にまで発展します。残されたナナミとマユコも、次々と不気味な症状に苦しむことになります。

呪いは彼女たちだけでなく、周囲の人々にも広がっていき、恐怖の連鎖を断ち切るために、彼女たちは再度老人ホームへ向かうことを決意するのです。

登場人物

• - 上坂綾音（アヤネ）（演：未来穂香）: アイドルグループのリーダーで、美少女。しかし、高速ばぁばに襲われることにより恐ろしい運命が待ち受けています。
• - 家永七海（ナナミ）（演：北山詩織）: グループメンバーの一人で、アヤネに対して嫉妬心を抱く。
• - 柚木真夕子（マユコ）（演：後藤郁）: アヤネを騙す役割を果たす。
• - 高速ばぁば（演：小野敦子）: 物語の中核をなす恐怖の存在で、老人ホームに住む老婆の霊。

そのほかにも、ディレクターやマネージャーなど周囲の人々が登場し、それぞれが物語に深みを与えます。

スタッフ

この映画の製作陣も注目です。監督・脚本を担当した内藤瑛亮をはじめ、多くの才能あるスタッフが揃い、視覚効果や特殊メイクなど各方面から恐怖を演出しています。音楽や音響効果なども映画の雰囲気を盛り上げ、登場人物たちの恐怖をリアルに伝えています。

『高速ばぁば』は単なるホラー映画にとどまらず、アイドルたちが背負う呪いや葛藤を描くことで、視聴者に深い印象を残す作品となっているのです。

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