高速ターミナル駅

高速ターミナル駅

高速ターミナル駅は、大韓民国ソウル特別市瑞草区に位置する主要な地下鉄駅です。ソウル交通公社が運営する3号線と7号線、そしてソウル市メトロ9号線が乗り入れ、ソウル市内の多様な地域を結ぶ重要な乗換拠点となっています。

歴史

本駅の歴史は、1985年10月18日に当時のソウル特別市地下鉄公社によって3号線が開業したことから始まりました。その後、2000年8月1日には7号線が開通し、乗換駅としての機能が加わりました。2009年7月24日にはソウル市メトロ9号線が接続し、現在の3路線が乗り入れるターミナル駅としての姿が確立されました。運営組織の変遷として、2005年1月1日には3号線を管轄するソウル特別市地下鉄公社がソウルメトロに改称。さらに、2017年5月31日にはソウルメトロと7号線を管轄していたソウル特別市都市鉄道公社が統合され、ソウル交通公社が発足、3号線と7号線は同公社の運営となりました。

駅構造

全ての路線が地下にホームを有しており、いずれも相対式ホーム2面2線の構造です。利用者の安全確保のため、各ホームにはフルスクリーンタイプのホームドアが設置されています。駅構内には、案内上の明確なのりば番号は設定されていません。

ソウル交通公社（3号線、7号線）

3号線: 地下にある相対式2面2線のホームには、フルスクリーンホームドアが備えられています。改札口は駅の北側（蚕院寄り）と南側（教大側）の2ヶ所があり、それぞれ出口1,2番と7,8番に繋がっています。ホームから改札階へは階段やエレベーターが設置されており、アクセスが容易です。7号線および9号線への連絡通路は改札階に位置しており、7号線方面は南側、9号線方面は北側に通じています。9号線への連絡通路には、乗り換え利用者の動向把握のための改札機も設置されています。改札外にはトイレが1ヶ所設けられています。
7号線: 地下に相対式2面2線のホームを持ち、フルスクリーンホームドアが設置されています。改札口は盤浦側と内方側の2ヶ所があり、それぞれ出口3番から6番に接続しています。ホームから改札方面へのアクセス設備も整っています。3号線への連絡通路は、ホーム階と改札階の中間部分に階段で設けられています。9号線へ乗り換える際は、この連絡通路を利用し、一度3号線の改札階を経由する必要があります。改札外にはトイレが1ヶ所あります。

ソウル市メトロ9号線

9号線も地下駅構造で、相対式2面2線のホームにはフルスクリーンホームドアが完備されています。改札口は2ヶ所あり、出口8-1番と8-2番に繋がります。ホームから改札方面へのアクセス設備も利用可能です。トイレは改札内に1ヶ所、改札外に2ヶ所設けられています。3号線への連絡通路は、ホーム階と改札階の中間に広がる特徴的なコンコースの中央に位置しています。このコンコースは、3号線の線路直下を掘削するにあたり、影響を与えないよう特殊な「CAM工程」を用いて建設された空間です。天井には大型の鉄管やアーチ型の横梁が露出した意匠が見られ、その設計が高く評価され、「2009年の今年の土木構造物」大賞を受賞しました。7号線へ乗り換える場合も、このコンコースと3号線改札階を経由する必要があります。駅構内の日本語による到着案内では、3号線・7号線がハングルをカタカナ読みした「コソクターミナル」と案内されるのに対し、9号線のみは漢字による「高速ターミナル」と案内されるという違いがあります。

利用状況

本駅の一日平均利用人員の推移に関する情報が存在します。

駅周辺

駅周辺は、駅名にもなっているソウル高速バスターミナルをはじめ、大型商業施設や公共施設、医療機関などが集まるソウルでも有数の繁華街です。

ソウル高速バスターミナル
セントラルシティ（新世界百貨店 江南店、永豊文庫、メガボックスセントラルなどを含む複合施設）
江南地下商店街
カトリック大学校聖医キャンパス
ソウル聖母病院
JWマリオットホテル
国立中央図書館
公正去来委員会
ソウル地方調達庁
イーマートノーブランド

バス路線

駅周辺には、多数のバス路線が乗り入れています。

隣の駅

各路線の隣接駅は以下の通りです。

ソウル交通公社 3号線: 蚕院駅 - 高速ターミナル駅 - 教大駅
ソウル交通公社 7号線: 盤浦駅 - 高速ターミナル駅 - 内方駅
ソウル市メトロ9号線
急行: 銅雀駅 - 高速ターミナル駅 - 新論峴駅
一般: 新盤浦駅 - 高速ターミナル駅 - 砂平駅

もう一度検索