髙木伴

髙木伴（たかぎ ばん）

髙木伴は1990年6月1日生まれ、埼玉県川口市出身の社会人野球選手であり、元プロ[[野球選手]]としても知られています。特に投手としての活躍が評価されています。彼の野球人生は、幼少期から始まりました。小学3年生の時にソフトボールを始め、後に中学校では軟式野球部に入部し、主に遊撃手としてプレーしました。しかし、高校に進学してから転機が訪れ、川口市立川口高等学校で投手へと転身しました。

高校時代には甲子園出場の経験はありませんでしたが、東京農業大学に進学後に実績を積んでいきます。大学1年生の春から東都大学野球・2部リーグでの出場を果たし、通算成績は7勝6敗となりました。卒業後はNTT東日本に入社し、それがプロ野球への道を開くことになります。

NTT東日本では、都市対抗野球大会に出場し、2013年には日本代表に選ばれ、台湾で行われた国際試合にも参加しました。ところが、次の年の都市対抗野球大会では成績は芳しくなく、2014年プロ野球ドラフトでオリックス・バファローズから4巡目で指名を受け、条件として契約金5,000万円、年俸1,000万円で入団しました。

プロ入り後、2015年春季キャンプでは一軍のメンバーとしてスタートし、開幕後には選手登録もされ、初登板を果たしましたが、その後の成績は思わしくありませんでした。特に、6試合に登板して防御率は7.45と厳しい数字でした。そこで秋季キャンプでは、新しい投球フォームの確立を目指し、サイドスローに挑戦しました。

2016年の春季キャンプでは、著名なコーチからの指導を受け、二軍でのシーズンでは38試合に出場し、防御率は1.04を記録。プロとしてのポテンシャルを深く発揮しましたが、2017年には一軍の登板機会がなく、10月には球団から戦力外通告を受けました。

オリックスから退団後は、新たな道として、ジェイファムコーポレーションにてトレーナーを務めながら、社会人野球選手としても活動を続けています。2018年にはクラブチームREVENGE99に所属し、2019年からはJFAM EMANONに移籍し、再び投手コーチも兼務しています。また、2020年以降は軟式野球に活動の場を移し、東京都軟式野球連盟1部の東京ヴェルディ・バンバータに所属しています。

髙木選手の投球スタイルは、スリークォーター気味のフォームから放たれる瞬発力のあるストレートで、最速149km/hを記録しています。これに加えて、スライダーやフォークなどの変化球も投げられるパワーピッチャーとして知られています。2014年には、オリックスに入団した際の記者会見で、平井正史選手の背番号36を継承し、彼のような強い速球で勝負することを目標に掲げたことが印象に残ります。

現在も地域の野球界で活動しながら、若手選手たちの指導にも力を入れる髙木伴選手。彼の目指す未来は、選手としてだけでなく、指導者としても大きな影響を与える存在となることでしょう。

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