髙木康博

髙木 康博（たかぎ やすひろ）は、1972年2月6日生まれのNHKに所属するアナウンサーです。

慶應義塾高等学校を卒業後、慶應義塾大学経済学部にて学び、1994年にNHKへ入局しました。

キャリアの最初の段階では、主に各地の放送局で地域に根ざした放送に携わりました。最初の赴任地である宮崎放送局では、ローカルニュース番組「おはよう宮崎」への不定期出演に加え、宮崎県内のニュースや、現場から状況を伝える中継、取材に基づくリポートなどを担当し、地域の情報発信に力を尽くしました。

その後、奈良放送局に移り、関西地方のニュース番組である「ニュースかんさい発奈良」でキャスターを務めました。ここでは、奈良県内の出来事や話題を深く掘り下げ、地域住民に向けた分かりやすいニュース提供に努めました。もちろん、引き続き県内のニュース報道や中継、リポート業務もこなしています。

佐賀放送局へ異動してからも、佐賀県内の様々なニュースや生活情報、地域イベントなどのリポート、そして中継を担当しました。さらに、佐賀の夕方の顔ともいえるローカルニュース番組「ニュース6佐賀」ではキャスターを務め、一日を締めくくる重要な情報の発信者として活動しました。

徳島放送局勤務時には、アナウンサーとしての実務に加え、放送部副部長としてアナウンス部門の統括という管理職の役割も担いました。また、夕方のニュース情報番組「とく6徳島」では編集責任者として番組制作全体に関与し、徳島局が制作する他の番組においても編集責任者を務めるなど、番組の質を高めるための重要な役割を果たしました。

徳島での勤務を終えた後は、東京アナウンス室に活躍の場を移しました。ここでは全国放送やBS放送など、より広範な視聴者に向けた番組を担当しました。歴史をテーマにした番組「ニッポンときめき歴史館」ではリポーターとして各地を取材し、単発の特別番組「おーい、ニッポン」シリーズでは特定の県に焦点を当てた回に出演しました。また、「NHK BSニュース」や、朝の看板ニュース番組である「NHKニュースおはよう日本」でリポーターを務めるなど、報道や情報伝達の最前線に立ちました。2013年8月から2015年6月にかけては、定時のニュースや気象情報を担当し、正確かつ迅速な情報提供を行いました。ドキュメンタリー番組「Nスペ5min.」ではナレーションを務め、内容を深める声の表現力も発揮しました。さらに、NHK BS1の番組「月刊!ジョセイメセン」ではアシスタントとして番組を支えました。

近年においても、定期的な赴任地での業務に加え、松江放送局や水戸放送局といった他の地域放送局への応援として、現地のニュースを担当することもあり、必要に応じて全国各地で活躍しています。

現在は札幌放送局に在籍しており、「ニュース北海道645」を不定期で担当するほか、北海道内のニュース報道に携わっています。札幌局でも徳島と同様にアナウンス部門を率いる立場にあり、アナウンス専任部長からアナウンスグループ統括・部長級へと昇進し、地域放送を支えるアナウンスチームの要として重要な責任を果たしています。

プライベートでは、ラーメン、カレー、B級グルメといった親しみやすい食べ物を好む一面も持ち合わせています。

長年にわたり、地方局での地域に密着した情報発信から、東京での全国規模の番組出演、そして地方局での管理職業務に至るまで、NHKアナウンサーとして非常に幅広い経験を積み重ねています。

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