髙松渡

髙松 渡（たかまつ わたる）

基本情報

髙松渡は1999年7月2日生まれ、兵庫県加古川市出身のプロ野球選手で、埼玉西武ライオンズに所属しています。ポジションは内野手と外野手をこなすユーティリティープレイヤーで、右投左打のスタイルを持っています。

プロ入り前の経歴

彼の野球キャリアは加古川市立尾上小学校時代から始まり、父が所属した少年軟式野球チーム「浜手ロイヤルズ」で遊撃手と外野手として活動しました。その後、加古川市立浜の宮中学校でも軟式野球部に所属しています。

滝川第二高校に進学後、彼は2017年の秋にはベンチ入りを果たし、2年生の県予選では打率.444を記録。遊撃手を志望しましたが、秋季大会での失策が影響し、一時、外野手に転向しました。しかし、高校3年生の春に再度遊撃手に戻り、練習を重ねてスキルを向上させました。練習試合では良好な成績を残し、注目を集めました。

ドラフトから中日時代

2017年のドラフトで中日ドラゴンズから3位指名を受け、契約金5000万円で入団しました。初年度の2018年は二軍での出場機会が限られ、無安打に終わりますが、オフシーズンにはアジアウィンターリーグに参加して経験を積みました。

2021年には開幕一軍入りを果たし、同年3月26日の広島東洋カープとの試合で代走としてプロ初盗塁を記録。その後、4月2日の阪神タイガース戦ではプロ初安打を放ち、シーズンを通じて78試合に出場し、15盗塁を記録しました。

2022年は出場試合数が51に減少し、5盗塁の成績にとどまりました。オフに契約更改を行い、背番号が51に変更されます。

西武ライオンズへの移籍

2023年7月18日、埼玉西武ライオンズへのトレードが発表され、新たに背番号34を与えられました。この移籍は、西武が代走要員を望む一方、中日が打力不足を抱えていたため、双方の期待が一致した形になりました。

選手としての特性

髙松選手は、50mを5秒8で走り、一塁到達が最速3秒53という俊足が魅力です。また、打撃においても広角に打ち分けることができ、高校通算11本塁打中9本はランニング本塁打という特筆すべき記録を持ちます。高校時代には「滝二のイチロー」と称され、特にそのスピードは多くのコーチから評価されています。

本職は内野手ですが、高い走力を武器に外野でもプレー可能なため、チームにとって貴重な存在となっています。

人物像

髙松選手の目標とする選手は、元阪神タイガースの糸井嘉男選手で、そのプレースタイルに影響を受けています。彼のこれからの成長と活躍が非常に楽しみです。

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