髙﨑裕士

髙﨑裕士（たかさき ひろし）

髙﨑裕士は、1978年6月6日に生まれた津軽三味線の奏者です。彼は熊本県熊本市出身で、和楽器専門店で育ちました。身長191cmという恵まれた身体を持ち、独自のスタイルで津軽三味線を演奏しています。彼は12歳の時に母親から津軽三味線の手解きを受け、この楽器との深い絆が始まりました。また、彼の兄はローカルタレントの藤本一精であり、2019年には一緒にイベントに出演するなど、家庭内の音楽活動も活発に行っています。

来歴

髙﨑の音楽人生は、様々な賞や舞台でのパフォーマンスによって彩られています。1987年には、父から三味線の製作技術を学び、1990年には母から正式に津軽三味線の指導を受けた後、その1ヶ月後に初舞台に立つという早熟な才能を示しました。1991年には津軽三味線全日本競技大会で金木町長賞を受賞し、今後の活躍を予感させます。

1995年には熊本県高等学校器楽コンクールで金賞を受賞し、1997年にはアメリカ・サンアントニオ市で公演を行い、文化交流の架け橋となりました。さらなる実績として、1999年には津軽三味線コンクール全国大会で準優勝を果たし、韓国の釜山でも公演を行っています。このように、彼は国内外でその名を知られる演奏家へと成長していきました。

2000年には第6回全国邦楽コンクール奨励賞を受賞し、ブルーノート福岡での公演や北アメリカ大陸縦断公演も経験。これに続き、初のソロリサイタルを2001年に開催し、ここでも多くの観客を魅了しました。彼の存在は、テレビ番組『笑っていいとも!』への出演など、メディアでも注目されるようになります。

アルバムのリリースも活発で、2002年10月にデビューアルバム『遥〜Haruka〜』を発表し、同年に大阪で開催された全国津軽三味線大会では準優勝の成績を収めました。2005年にはセカンドアルバム『永遠〜かなた〜』をリリースし、2006年には初の全国ツアーを行います。

特に2007年にニューヨークのカーネギー・ホールでの公演は、高崎にとって大きな成功を収めた瞬間でした。その後も韓国、チュニジア、ブラジルなど、さまざまな国での公演を行っています。

髙﨑はまた、熊本地震後の復興支援にも力を入れており、震源地である益城町の復興大使に任命されました。彼は災害ボランティアチーム「和っしょい支援部隊」を結成し、実際に被災地を支援する活動にも取り組んでいます。

日々の活動に加え、飲食業にも進出し、創作居酒屋「旬酔かなで」をプロデュース。また、テレビ番組『テレビタミン』や『くまパワ』などのゲストコメンテーターとしても活躍し、音楽だけでなく幅広い分野での才能を発揮しています。

髙﨑裕士の音楽とその活動は、今も多くの人々に影響を与え続けています。

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