魚沼市議会

魚沼市議会は、新潟県魚沼市に置かれている、市民の代表者で構成される合議制の地方議会です。市の意思決定を行う重要な機関として活動しています。

設立と議会運営

魚沼市議会は、2004年（平成16年）の魚沼市誕生に合わせて設置されました。議会は、通常、年4回（3月、6月、9月、12月）定例会を開き、市の予算や条例などの重要案件を審議し、議決します。

議員構成

現在の議員定数は18名で、任期は4年です。現在の任期期間は、2021年（令和3年）7月3日から2025年（令和7年）7月2日までとなっています。議員は市民の負託を受け、市政の監視や提言を行います。

議長・副議長

議会の代表であり、議事の進行などを統括する議長は関矢孝夫氏、副議長は本田篤氏が務めています（情報は特定の時点に基づきます）。

委員会制度

議会では、専門的かつ効率的な審議を行うため、委員会制度を採用しています。

常任委員会: 通年で設置され、市の特定の行政分野を担当します。
総務文教委員会（定数8名）：総務、財政、企画、教育、消防、議会関連など広範な事項を担当。
産業厚生委員会（定数9名）：福祉、産業、経済、農林業、ガス水道事業など市民生活や地域産業に関わる事項を担当。
議会運営委員会（定数7名）：議会の会期や運営方法など、議会全体の円滑な活動について協議します。
特別委員会: 特定の課題解決のため必要に応じて設けられます。広報広聴特別委員会（定数6名）があり、議会広報や市民からの意見聴取活動を行います。

会派

議員は共通の政策や考え方に基づき会派を結成し、活動することがあります。魚沼市議会には、緑晴会、みらいの風、魚沼大地クラブ、しんせいクラブ、魚沼クラブ、日本共産党十日町市議団などが存在します。

市議会議員選挙の状況

魚沼市議会議員は4年ごとの選挙で選ばれます。近年実施された選挙の概要は以下の通りです。

2021年6月20日執行: 当日有権者数 29,821人、最終投票率 68.54%、定数 18、立候補者数 20
2017年6月25日執行: 当日有権者数 31,620人、最終投票率 71.00%、定数 20、立候補者数 22
2013年6月23日執行: 当日有権者数 32,713人、最終投票率 74.27%、定数 20、立候補者数 21
* 2009年6月28日執行: 当日有権者数 34,180人、最終投票率 82.42%、定数 24、立候補者数 29

これらのデータから、有権者数および投票率は漸減傾向にあることが見て取れます。また、議員定数は2009年の24名から段階的に削減され、2017年に20名、そして2021年以降は18名となっています。

議員報酬と政務活動費

議員には活動に対する報酬が支払われます。さらに、調査研究などのため政務活動費が交付される場合があります。魚沼市議会の政務活動費は、条例に基づき、基準日に在職する議員に対し月額8,000円が交付される原則ですが、会派として既に交付を受けている議員は個人での交付は受けられません。交付された費用は定められた使途にのみ使用可能であり、残額は市に返還する義務があります。これは公費の適切な管理と透明性を確保するための規定です。

関連情報

魚沼市議会への理解を深めるためには、日本の地方議会制度全般や、住民投票制度なども関連情報として参考になります。議会の公式ウェブサイトでは、会議日程、議事録、議員紹介などが公開されており、最新情報を確認できます。

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