魚津市立大町小学校

魚津市立大町小学校の概要

魚津市立大町小学校（うおづしりつ おおまちしょうがっこう）は、富山県魚津市のがあった小学校です。住所は魚津市本町1丁目10番地39号で、旧市街地の大町地区が通学区域として設定されていました。2024年9月には閉校し、その後校舎の一部解体が行われる予定です。また、2027年度から新たに大町コミュニティセンターが整備され、2028年度から利用が開始される計画です。

沿革

この学校の歴史は1883年まで遡ります。1873年に第六大学区新川県管区第九中学区魚津第一番中学校として設立されたのが始まりで、当初は仮校舎を利用していました。その後、校名は何度か変更され、1892年には魚津町立明理尋常高等小学校と改称されました。この頃から校舎を移転し、様々な教育機関との併設が進められています。

1906年には2年制の女子補習学校を併設し、1909年には生徒の転校を実施しました。1914年に完成した木造校舎は多くの学生に利用され、1937年には新たに校歌が制定されました。ついに1941年には大町国民学校と改名され、戦後の1947年に魚津町立大町小学校として再スタートを切りました。

1950年には校舎が火災に見舞われる災難がありましたが、その後の復興が進みました。1952年には市制施行に伴い、魚津市立大町小学校と改称され、新しい教育環境が整備されました。さらに、1995年には明理美術館・メディアルームが設置され、近代的な教育施設としての地位を確立しました。

学校の閉校と新たな展望

2018年4月、魚津市立よつば小学校への統合が行われ、大町小学校は歴史の幕を下ろしました。その後、廃校となった校舎は2024年に解体工事が始まる予定です。校舎は鉄筋コンクリート造りで延べ面積は4,323m²あり、その一部は文化財試掘調査が行われる過程を経て、2027年度から新しいコミュニティセンターとして生まれ変わる予定です。

地域とのつながり

大町小学校の歴史は地域社会との密接なつながりを持っています。学校は教育だけでなく、地域の活動拠点としても機能してきました。また、魚津大火の際には、校舎内の講堂が救援物資の倉庫として利用されたこともあり、地域の人々に広く寄与してきた学校でした。ここで学んだ多くの人々は、現在も地域に貢献し続けています。

まとめ

魚津市立大町小学校は、その長い歴史の中で多くの生徒と地域貢献に寄与してきた教育機関でした。閉校後も、地域の人々に新たな形で親しまれる「大町コミュニティセンター」としての役割が期待されています。教育の場の変化を通じて、新たな地域の未来が築かれることでしょう。

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