鮭夫

鮭夫 (しゃけお)

鮭夫は1977年6月7日生まれの日本の漫画家およびイラストレーターである。富山県出身で、岡山県立大学のデザイン学部を卒業後、大阪の印刷会社にて働いていた。彼は同人サークル「鮭工場」を代表し、自身の創作活動を幅広く展開している。

来歴

大学卒業後、鮭夫は6年間の間、大阪の印刷会社で画像処理班に所属していた。しかし、彼が望んでいたイラストレーターとしての活動は出来ず、2007年には神奈川県横浜市に移住することを決意。移住後間もなく、ASTRO PORTの同人ゲームプロジェクトに参加し、4作品のキャラクターデザインやイラストを手掛けている。2008年には本格的にイラストレーターとしての活動を始め、その独自のスタイルが注目を集めることとなった。

2012年には「ジェネレーション・オブ・ザ・（リビング）デッド」で第12回龍神賞銅龍賞を受賞。これをきっかけに彼は更なる活動を進め、徳間書店の雑誌でもイラストを手掛けるようになる。2013年には「ヒトミ先生の保健室」の連載を開始し、連載は継続中であり、2022年には既に18巻が出版されている。

人物

鮭夫の好きな魚は鮭であり、特有の黄色と黒の警戒色が施されたデザインに惹かれる。また、ハトや眼鏡をかけたキャラクターにも興味があるという。面白いことに、彼は昔白いハトを飼っていたこともある。趣味は漫画制作と映画鑑賞であり、同人イベントにも活発に参加している。

サラリーマン時代から、デザインフェスタやコミティアにおいて独自の漫画作品を発表してきた。このように、彼は多くの同人作品を制作しており、自画像には大きな黄色いサングラスと警戒色のマフラーを付けたキャラクターが描かれている。また、類似の名前（鯖夫、鮫夫、鯱夫など）を持つ他のキャラクターと間違われることにも触れ、ユーモアを交えて語っている。

彼の作品は、コミックリュウの「モンスター娘のいる日常」第42話に登場するキャラクターのモデルとなっており、顕著な影響を与えている。

代表的な作品

ゲーム

• - 「超電気ロボ バルカイザー」（2007年、ASTRO PORT）- キャラクターデザイン、イラスト、FLASH制作
• - 「魔女ボーグ メグリロ」（2008年、ASTRO PORT）- キャラクターデザイン
• - 「蒸気活劇アドベンタム」（2009年、ASTRO PORT）- キャラクターデザイン
• - 「超戦車戦アドベンティア」（2012年、ASTRO PORT）- キャラクターデザイン
• - 「アカシックリコード」（2016年、スクウェア・エニックス×KADOKAWA）- イラスト

連載

• - 「ひとさぽ」（2010年1月 - 2012年9月）- 日刊四コマ漫画
• - 「ヒトミ先生の保健室」（2013年11月号 - 継続中）

読切作品

• - 「にくきゅうビーム」(幻冬舎)
• - 「猫の惑星」(幻冬舎)

彼の作品は日本国内外での出版も行われており、また他人とのコラボレーション作品も見受けられる。そのユニークなスタイルと魅力的なキャラクターたちが、多くの読者やファンを惹きつけている。

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