鳥取エクスプレス京都号

鳥取エクスプレス京都号の概要

鳥取エクスプレス京都号（とっとりエクスプレスきょうとごう）は、京都市と鳥取市を結ぶ高速バスです。このバスは、日本交通が運営しており、全便が座席指定制となっています。そのため、乗車を希望する場合は、事前に乗車券を購入する必要があります。この便の運行は昼間に集中しており、1日に2回の往復が行われています。

運行会社と経路

現在の運行は日本交通が担当し、鳥取本社営業所が昼行便を運行しています。京都市内での予約や乗車券発券は、京阪京都交通が対応しています。元々は京都京阪バスや西日本ジェイアールバスも運行に関わっていましたが、今では日本交通が単独で運行しています。

運行されるルートは、京都駅烏丸口を出発し、その後国道1号を経由して京都南ICから名神高速道路へ乗り入れます。名神大山崎BSを経由し、その後は中国自動車道と鳥取自動車道を通る形で智頭福原や用瀬、河原などのバス停に停車しながら進行します。乗降は京都府内及び鳥取県内で相互に行うことはできません。また、安富PAでの約15分間の休憩がありますが、交通状況によっては異なる経路を取ることもあります。

過去の運行状況

1990年9月11日、京都駅八条口と鳥取駅を結ぶ便が3往復で運行を開始しました。この当初は京阪バスと日本交通がそれぞれ1往復と2往復を担当していましたが、時が経つにつれ、運行会社や経路の変更が行われました。1994年には新たに開通した道路に合わせて経路が変更され、以降も順次改定が行われています。

1999年には新たに名神大山崎と名神高槻の停留所が設置され、さらに2005年には鳥取日交バスセンターの廃止に伴い、関連する区間も廃止されました。2009年4月には鳥取自動車道の開通に伴い、いくつかの停留所が名称変更され、利便性の向上が図られました。

さらに、2013年には西日本ジェイアールバスが参入し、乗り場の変更や運行本数の増加があったものの、2017年以降は京都京阪バスが撤退し、2020年には西日本ジェイアールバスも運行を停止しました。現在は日本交通が単独で運行し、運行本数も1日2往復に減便されています。

車内設備

鳥取エクスプレス京都号の車内には、快適な3列独立シートが配備されており、時には座席コンセント付きのクレイドルシートが使われる場合もあります。トイレ、フットレスト、レッグレストといった設備も完備されており、快適な移動が可能です。しかし、撤退した京都京阪バスの設備には、読書灯やミュージックプレーヤーがあったことも触れておきたい点です。

このように、鳥取エクスプレス京都号は、京都と鳥取の間を便利に移動できる重要な交通手段として多くの利用者に支持されています。

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