鳥取市気高循環バス

鳥取市気高循環バス（ときめき号）

鳥取市気高循環バス、通称「ときめき号」は、鳥取県鳥取市の気高町および鹿野町地域で運行されているコミュニティバスです。このバスは、地域住民の交通手段として重要な役割を果たしています。自家用車による有償運送の形をとっており、その運行を翼運輸に委託しています。浜村駅を起点に、4つの路線と6つのルートが運行されています。

概要

気高町および鹿野町の地域には、公共交通機関が十分に整備されていない空白地域が存在しました。そこで、鳥取市が中心となって循環バスの導入を決定しました。これにより、地域住民がより便利に交通手段を利用できるようになりました。ただし、土曜日や日曜日、祝日、さらには年末年始（12月29日 - 1月3日）は運行が休止されるため、利用者はこの点に注意する必要があります。

沿革

このバスの歴史は1994年に始まります。日ノ丸自動車の瑞穂線廃止を受けて、旧気高町では無料の福祉バスの運行がスタートしました。その後2003年に運行区域を拡大し、2006年には「鳥取市気高循環バス」に改編されて有料化されました。

2008年には日ノ丸自動車の逢坂線廃止に伴い、専用車両が1台増車されました。この点からも、このバスが地域のニーズに合わせて進化してきたことがわかります。2016年には新たに宝木河内線を設け、瑞穂鹿野線と瑞穂上光線を統合して瑞穂宝木線に改名しました。

2019年、鳥取市と翼運輸との間で、公共交通の維持・確保に関する連携協定が締結され、これにより地域の交通インフラがより強化されました。2020年には、すべての車両が翼運輸に委託されることとなり、現在は翼運輸によって3台のバスが運行されています。

現行路線

気高循環バスの運賃体系は均一制となっており、大人は200円、子供や障害者は100円、幼児は無料で利用することができます。また、バス停以外でも乗降が原則可能ですが、一部の便のみ停車する停留所があります。

現在の運行路線には以下のものがあります：

• - 宝木河内線：宝木駅から始まり、宝木小学校や上光など多くの停留所を経由します。
• - 瑞穂宝木線：浜村駅を起点とし、浜村中央や矢口などの停留所をまわる路線です。特にこの路線は、午前便と午後便で異なる経路を採っています。
• - 船磯線：浜村駅を中心に、浜村小学校前や下原新田を経由する右回りのみの運行です。
• - 逢坂線：この路線は、浜村駅と鹿野町の中心的な停留所を結ぶもので、特に冬季には一部便が気高中学校を経由します。

車両

現在、使用されている車両は三菱ふそう製の小型バス（ローザ）で、3台が運行にあたっています。これらのバスは地域住民の日常生活を支える大変貴重な存在となっており、今後も地域の発展に寄与することが期待されています。

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