鴨池公園水泳プール

鴨池公園水泳プールについて

鴨池公園水泳プールは、鹿児島市鴨池二丁目に位置する指定管理施設です。2011年に開館し、鹿児島市とともに発展してきたこのプールは、国際的に認められた水泳の場として、多くの人々に利用されています。施設は、株式会社スイムシティ鹿児島が管理し、日々多くの利用者が訪れています。

施設概要

この水泳プールは、敷地面積が12,456平方メートルで、地下1階・地上3階の構造を持っています。その中には、国際公認の50メートルメインプールをはじめとする多様なプールがあります。メインプールは屋内にあり、10コースを備えています。その水深は最大3メートルまで調整可能で、2078席の客席も設置されています。さらに、25メートル×17メートルのサブプールと幼児向けのプールも屋内に完備されています。また、屋外には国際公認の飛び込みプールもあり、様々な水泳イベントや練習に利用されています。その他にも会議室やスタジオなど多用途に使えるスペースがあります。

アクセス

施設への交通手段は充実しており、鹿児島市交通局の11番および12番バスが「鴨池市営プール前」に停車します。また、鹿児島交通の15番バスも「市営プール前」で降車可能です。市電を利用する場合は、郡元または鴨池から徒歩で7分の距離です。さらに、駐車場については、鴨池公園内のスペースを利用することができます。

歴史

鴨池公園水泳プールが開館する前は、鹿児島市営プールとして機能していました。初代プールは武町にあり、後に天文館公園プールや市営鴨池プールが続けて開設されました。特に1962年にオープンした市営鴨池プールは、鹿児島初の50メートルプールとして多くの人々に愛されました。1972年には第27回国民体育大会の水泳会場として整備され、飛び込み台や観客席などが設けられました。

しかし、老朽化と利用者の減少に伴い、2008年には既存のプールが解体され、PFI方式で新たなプールが建設されました。これにより、国際基準を満たした新しいメインプールや飛び込みプールが設置され、より多くの競技者に対応できるようになりました。加えて、2023年には世界マスターズ水泳選手権や特別国民体育大会などの大規模な大会も実施されることとなり、ますます注目を集めています。

新型コロナウイルスの影響で一時利用が制限されたものの、2022年から利用が徐々に回復し、多くの利用者がこの素晴らしい施設を楽しんでいます。2023年度に入っても、引き続き多様な活動が期待されています。

最後に

鴨池公園水泳プールは、単なる水泳施設にとどまらず、多世代にわたるコミュニティの交流の場としても重要な役割を果たしています。今後も地域の人々に愛され、成長し続ける存在であってほしいものです。

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