鴻池一季

鴻池 一季のプロフィール

鴻池一季（こうのいけ かずすえ）は、1952年3月8日生まれの日本の実業家であり、工学博士でもあります。彼は鴻池忠治郎の曾孫として知られ、長いキャリアを通じて多くの名声を収めてきました。現在、鴻池組の代表取締役会長兼社長を務めており、また鴻池建設の代表取締役会長も務めています。

学歴

鴻池は大阪市に生まれました。初等教育を経て、京都教育大学附属高等学校を卒業後、1974年に神戸大学工学部土木工学科を卒業しました。その後、1975年にカリフォルニア大学バークレー校の土木工学部で修士課程を修了しました。彼は1976年に鴻池組へ入社し、取締役に就任しました。

職歴の歩み

1979年には常務取締役に昇進し、1981年に取締役副社長に就任しました。そして、1985年には鴻池組の代表取締役社長に転任しました。この時期、彼のリーダーシップの下で鴻池組は成長を続けました。また、1987年には神戸大学から工学博士の学位を取得し、学問と実業の両方での実績を築きました。

1992年、彼はタンザニア連合共和国の名誉領事に任命され、国際的な活動にも取り組むようになります。続いて1994年には鴻池組の代表取締役会長、また鴻池建設の代表取締役会長も兼任しました。彼の経歴は鴻池組の成長と発展に大きく寄与し、2003年には鴻池組の取締役会長に就任し、2008年には特別顧問に退きました。この時点で、創業家出身の取締役がいなくなるのは初のケースでした。

その他の活動

彼の経歴は鴻池組だけに留まらず、2012年には不審菴の理事を務め、2013年には鴻池組の名誉会長に就任しました。2015年からは神戸大学工学振興会の理事長を務め、アフリカ協会の副会長、大阪日米協会の理事、大阪商工会議所の常議員、大阪倶楽部の監事、いきいき将来設計工房の副代表理事など、様々なポジションで活動を展開してきました。

万博招致活動

特に注目されるのは、2025年の万国博覧会の大阪招致に向けての取り組みです。彼はアフリカ開発会議での誘致活動に注力し、実業家としての知見を生かして貢献しました。

鴻池一季は、建設業界のみならず、教育、国際交流、地域振興など多岐にわたって活動している実業家で、その存在感と影響力は今なお大きいと言えるでしょう。

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