鵜沼夫婦龍神社

鵜沼夫婦龍神社

鵜沼夫婦龍神社（うぬまめおとりゅうじんしゃ）は、岐阜県各務原市に存在する神社で、地域の歴史と文化を象徴する重要な場所です。この神社は、昭和14年の4月7日に創建されました。発起人として知られるのは名古屋の三輪豊吉氏で、彼はこの神社の設立には多くの人々の協力を得ています。特に、橋本錠太郎、重松賢蔵、内藤治三郎、寺沢和三郎、野田忠一、加賀定太郎、鬼頭悦三郎といった方々が当時の世話人として活動し、神社の設立に貢献しました。

この地域は、明治以降は共有林が広がっていましたが、昭和13年ごろから大西土地によって分譲され、三輪豊吉氏がその一画を購入することで鵜沼夫婦龍神社が設立されることに繋がりました。

縁起碑石の意義

神社の入口付近には、縁起を記した碑石が存在し、ここには夫婦龍神の誕生に関するストーリーが示されています。この碑文によると、神社の創設は昭和13年の9月に始まり、そこを探索した際に二匹の蛇が岩陰に棲息しているのを発見したことがきっかけとされています。この発見は特別な意味を持ち、祭祀が行われていた古い歴史を持つ場所であることを示しています。

この地域では、長い間祭祀が行われていなかったため、三輪豊吉氏は再び祭祀を行うことを望み、周囲の協力者たちとともに新たな社殿を建立し、夫婦龍神としての祀りを行うことを決心いたしました。昭和14年の4月7日には、特別な祭典が行われ、正式に神社が設立されたことが記録されています。以降、毎年7日を祭日として定め、恒例の月例祭を行い続けています。

所在地とアクセス

鵜沼夫婦龍神社は岐阜県各務原市鵜沼山崎町7丁目8に位置しており、周辺地域の住民だけでなく、観光客にも親しまれています。神社へは、公共交通機関を利用してアクセス可能です。JR高山本線の鵜沼駅からは約500メートルの距離にあり、名鉄犬山線および各務原線の新鵜沼駅からは700メートルほどの位置にあります。

静かな環境に囲まれたこの神社は、心を落ち着ける場所としても知られており、訪れる人々に安らぎを与えています。地域の人々が大切に守り続けてきた鵜沼夫婦龍神社は、歴史や文化を感じることができる貴重なスポットです。この神社を訪れることによって、地域の魅力を再発見することができるでしょう。

神社の周囲には、散策するための道も整備されており、四季折々の自然を楽しむことができます。自然と調和した聖なる場所である鵜沼夫婦龍神社は、訪問者が心豊かな体験を得るための素晴らしい場所となっています。

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