鶴谷昌隆

鶴谷 昌隆

プロフィール

1990年10月18日、青森県青森市に生を受けた鶴谷昌隆（つるや まさたか）は、日本のプロフェッショナルラグビーユニオン選手です。身長186cm、体重100kgの体躯を活かし、主にフォワード第三列のフランカー（FL）や、セカンドローのロック（LO）としてプレーします。チーム内では「マサ」の愛称で親しまれています。現在はジャパンラグビーリーグワンに所属する三菱重工相模原ダイナボアーズの一員として活躍しています。

キャリア

ラグビーとの出会いは高校に進学してからでした。青森県立青森北高等学校に入学後、高校1年生でラグビーを始め、その才能を開花させます。高校在学中には、将来を嘱望される逸材として高校日本代表に選ばれる栄誉に浴しました。また、全国から選抜された精鋭たちが東西に分かれて競う、第32回高校東西対抗試合にもメンバーとして名を連ねています。

高校卒業後の2009年には、学問とラグビーの両面で高いレベルを目指せる筑波大学に進学します。大学ラグビー部では中心選手として活躍し、4年次にあたる2012年にはチームを牽引する副将を務めました。大学在学中には、学生レベルでの国際大会に出場する7人制学生日本代表や、年齢別カテゴリーのU20日本代表にも選ばれるなど、次世代を担う選手として国際舞台も経験しました。

大学を卒業した2013年、鶴谷選手はプロとしてのキャリアをスタートさせます。当時のトップリーグに所属していたNTTコミュニケーションズシャイニングアークス（現在のNTTコミュニケーションズ シャイニングアークス東京ベイ浦安）へ加入しました。ルーキーシーズンとなる同年9月15日に行われたジャパンラグビートップリーグの公式戦、豊田自動織機シャトルズ戦では先発メンバーに名を連ね、プロとして初めての公式戦出場を果たしました。

NTTコミュニケーションズシャイニングアークスで長らくプレーした後、2021年には新たな挑戦の場として三菱重工相模原ダイナボアーズへ移籍しました。現在はリーグワンの舞台で、持ち前のフィジカルと豊富な運動量を活かし、チームの勝利に貢献しています。

エピソード

鶴谷選手には、双子の兄である鶴谷知憲氏がいます。知憲氏もまたラグビー選手であり、鶴谷選手と同じ三菱重工相模原ダイナボアーズに所属しており、兄弟でチームメイトとしてプレーするという珍しい経歴を持っています。また、青森北高校時代の同級生には、後にラグビー日本代表としても活躍する藤田哲啓氏がいます。

高校からラグビーを始め、着実にステップアップを重ね、日本国内のトップリーグで長年にわたり活躍を続ける鶴谷昌隆選手。経験豊富なベテランとして、チームにとって欠かせない存在となっています。今後のさらなる活躍にも期待が寄せられています。

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