鷲尾直広

鷲尾直広：メカニックデザインの異才

鷲尾直広（わしお なおひろ）は、1972年2月10日生まれ、新潟県出身のメカニックデザイナー、イラストレーターです。東京デザイナー学院（現東京ネットウエイブ）を卒業後、月刊アフタヌーン四季賞でのデビューを飾り、その才能を開花させました。2012年には、SFファンが選ぶ栄誉ある星雲賞アート部門を受賞するなど、業界内外から高い評価を得ています。

多岐にわたる活躍

鷲尾直広の活躍は、アニメーション、イラストレーション、漫画、ゲームと多岐にわたります。アニメーションでは、『宇宙のステルヴィア』、『蒼穹のファフナー』シリーズ、『機動戦士ガンダム00』シリーズ、『モーレツ宇宙海賊』、『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』など、数々の人気作品でメカデザインを担当。その洗練されたデザインは、作品の世界観をより一層深め、視聴者を魅了してきました。

イラストレーション分野では、アレステア・レナルズや吉田親司などの人気作家のSF小説の表紙イラストを数多く手がけています。メカ部分のみならず、人物や背景まで描き込むその画力は、小説の世界観を鮮やかに表現し、読者の想像力を掻き立てます。

漫画家としても活動しており、アフタヌーン四季賞佳作を受賞した『STRANGE KIWI』や、『機動戦士ガンダム00 Trinity』などを手掛けています。また、ゲーム業界にも進出しており、『無限航路』や『新次元ゲイム ネプテューヌVII』などの作品で、そのデザインセンスを発揮しています。

受賞歴

月刊アフタヌーン四季賞 佳作
2012年 星雲賞アート部門
2012年 ニュータイプアニメアワード2012 メカデザイン賞 1位（『モーレツ宇宙海賊』）
2016年 ニュータイプアニメアワード2016 メカデザイン賞 1位（『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』）

主な作品

アニメーション

宇宙のステルヴィア（2003年、メカデザイン）
蒼穹のファフナー（2004年、メカ・プロップデザイン）
機動戦士ガンダム00（2007年、メカデザイン）
モーレツ宇宙海賊（2012年、メカニックデザイン）
革命機ヴァルヴレイヴ（2013年、メカニックデザイン）
機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ（2015年、メカニックデザイン）

イラストレーション

アレステア・レナルズ作品（表紙イラスト）
吉田親司『女皇の帝国』シリーズ（表紙イラスト、挿絵）
その他、多数のSF小説の表紙イラスト

ゲーム

無限航路（艦船デザイン）
新次元ゲイム ネプテューヌVII（ダークメガミデザイン）

画集

鷲尾直広 アートワークス「STRANGE KIWI」（2009年）
* 鷲尾直広 アートワークス「RAINBOW DROP」（2015年）

メカニックデザイナー、イラストレーターとして、多岐にわたるジャンルでその才能を発揮し続ける鷲尾直広。その作品は、これからも多くのファンを魅了し続けることでしょう。

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