鹿児島市中央公民館

鹿児島市中央公民館

鹿児島市中央公民館は、鹿児島県鹿児島市山下町に位置する公民館です。1927年（昭和2年）10月に開館し、設計は片岡安が担当しました。この建物は、その歴史的価値から登録有形文化財に指定されています。

歴史

開館当初は鹿児島市公会堂として利用されていました。当時、公会堂建築としては、1918年に竣工した大阪市中央公会堂が最初でしたが、鹿児島市公会堂は、東京市公会堂（現日比谷公会堂）よりも2年、名古屋市公会堂よりも3年早く開館しました。

1924年（大正13年）8月には、昭和天皇の成婚を記念する事業として建設が開始されました。しかし、1945年（昭和20年）6月17日の鹿児島大空襲により一部が損壊しました。その後、1949年（昭和24年）に鹿児島市中央公民館に改称され、現在に至ります。

1973年（昭和48年）4月には、鹿児島市公民館条例が施行され、市全域の社会教育施設および中央地域の地域公民館として位置づけられるようになりました。

現在の利用

市中心部に位置するという交通アクセスの良さから、修繕を重ねながら、現在もイベントや講演会など、様々な目的で利用されています。地域の文化活動の拠点として、市民に親しまれています。

アクセス

バス: 鹿児島市営バス、鹿児島交通「金生町」バス停から徒歩約5分。
観光ルートバス: 「西郷銅像前」正面（まちめぐりバス・カゴシマシティービュー）。
* 市電: 鹿児島市電1・2系統「朝日通」電停から徒歩5分。

駐車場: 一般来場者用の駐車場はありません。関係者用の無料駐車場が10台分ありますが、一般の利用は不可となっています。

周辺施設

周辺には、鹿児島市立美術館や西郷隆盛像があり、国道10号を挟んで東側に位置しています。また、国道58号沿いにあり、東隣には鹿児島県文化センター（宝山ホール）、南側には中央公園があります。

まとめ

鹿児島市中央公民館は、歴史的建造物としての価値と、現代の社会教育施設としての役割を併せ持つ、重要な施設です。その美しい建物と、利便性の高い立地から、多くの人々に利用され、地域の文化発展に貢献しています。

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