鹿児島市立甲南中学校

鹿児島市立甲南中学校

鹿児島市立甲南中学校（かごしましりつ こうなんちゅうがっこう、英語表記: Kōnan Junior High School）は、鹿児島県鹿児島市高麗町に学舎を構える市立の中学校です。

沿革

本校の歴史は、戦後の教育制度の変革期にあたる1948年（昭和23年）4月1日に、「鹿児島市立第七中学校」として設立されたことに始まります。設立当初は別の名称でしたが、翌1949年（昭和24年）4月1日には、市内の他の中学校と同様に名称変更が実施され、現在の校名である「鹿児島市立甲南中学校」へと改称されました。以来、長きにわたり地域の中核的な教育機関として歩みを進めています。

生徒数

生徒数の推移を見ると、近年は減少傾向にあることが分かります。例えば、1997年度（平成9年度）には402名の生徒が在籍していましたが、2014年7月10日時点では360名となっています。この時期には、各学年がおよそ3クラスまたは4クラスで構成されていました。生徒数は減少傾向を示していますが、学校は地域社会の中で教育活動を継続しています。

部活動

生徒たちの多様な興味や才能に応えるため、本校では幅広い種類の部活動が展開されています。現在、運動部と文化部合わせて15種類の部活動が活動しています。主な部活動としては、放送部、美術部、弓道部、男子バスケットボール部、女子バスケットボール部、バレー部、男子ソフトテニス部、女子ソフトテニス部、サッカー部、野球部、陸上部、吹奏楽部、剣道部などがあり、さらに水泳同好会や柔道同好会も活動しています。

部活動における特筆すべき動きとして、2016年には女子バレーボール部に男子生徒が入部したことを受け、部活動の名称が「バレー部」と改められました。また、サッカー部は近年顕著な活動を見せており、2024年には実に11年ぶりとなる「鹿児島県中学総体サッカー競技大会」への出場を果たしました。生徒たちは部活動を通して、技術向上だけでなく、協調性や精神力も培っています。

著名な出身者

鹿児島市立甲南中学校は、各界で活躍する多くの著名な人物を社会に送り出しています。以下にその一部をご紹介します。

長渕剛：1972年に本校を卒業したミュージシャン。
若嶋津六夫：同じく1972年卒業で、大相撲において大関として活躍しました。
恵俊彰：1980年卒業のお笑いタレント。
城南海：2005年に本校を卒業したミュージシャン。

これらの卒業生たちは、それぞれの分野で輝かしい実績を残しており、後輩たちに大きな希望を与えています。

鹿児島市立甲南中学校は、設立以来、時代の変化に対応しながら、生徒たちの成長を支える教育を続けています。地域に根差した学校として、今後も多くの若者を育成していくことでしょう。

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