鹿児島市電第一期線

第一期線の概要

第一期線（だいいっきせん）は、鹿児島県鹿児島市で、武之橋停留場から鹿児島駅前停留場までを結ぶ鹿児島市交通局の重要な軌道路線です。この路線は長さ約3.0kmで、全線が複線であり、電化されています。停留場は11カ所用意されており、運行系統上、谷山線および第二期線、唐湊線との直通運転が可能です。

路線データ

• - 営業キロ: 3.0km
• - 軌間: 1435mm
• - 停留場数: 11（起終点を含む）
• - 複線区間: 全線複線
• - 電化区間: 全線電化（直流600V）

運行形態

第一期線では主に二つの系統が運行されています。

• - 1系統: 谷山 - 武之橋 - 鹿児島駅前間を7.5分間隔で運行
• - 2系統: 郡元 - 鹿児島中央駅前 - 鹿児島駅前間を7.5分間隔で運行

高見馬場から鹿児島駅前間では、1系統と2系統が交互に運行しています。これにより、利用者はスムーズに移動することができます。

歴史

第一期線の歴史は、1914年に遡ります。

• - 1914年7月3日: 鹿児島電気軌道が武之橋から山之口馬場間を開業。
• - 同年7月22日: 山之口馬場から天文館通間が開業。
• - 同年10月3日: 天文館通から朝日通間が開業。
• - 同年10月16日: 朝日通から不断光院（現・市役所前）間が開業。
• - 同年12月20日: 不断光院から鹿児島駅前間が開業し、ついに全通となりました。

その後、1928年には鹿児島市電気局に移管され、1933年に鹿児島市交通課に改組。1952年には現在の鹿児島市交通局への改組が行われました。
近年では、1996年に県庁前停留場が県庁跡停留場に改名され、1997年には水族館口停留場へと改称されるなど、地域のニーズに応じたブランディングが進められています。

停留場のリスト

第一期線には鹿児島市内にある停留場が全て設置されていますが、かつては山之口町停留場や日置裏門通停留場といった停留場も存在していました。これらはそれぞれ1943年に廃止されたため、現在は利用できません。

まとめ

第一期線は、鹿児島市内の交通網において欠かせない存在であり、地域住民や観光客にとって便利な移動手段を提供しています。開業から約110年の歴史を持つ路線は、今後も鹿児島市の発展に寄与し続けることでしょう。

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